認定NPO法人love.futbol Japanは17日、第4回の「アオアシ奨励金」の応募を開始した。

「アオアシ奨励金」は、日本で経済的な貧困や社会格差によりサッカーを続けることが困難な子どもと家族を支え、子どもたちがサッカーを継続できるよう、奨励金給付を通じて応援するため、2023年に人気サッカー漫画『アオアシ』の作者・小林有吾氏とlove.fútbol Japanが開設した制度。また、奨励生が人に心から感謝できる人間に成長することを目指している。

条件に該当する中学生に20万円、高校生に30万円の奨励金を給付し、学費やサッカーの費用(月謝や部費、用具購入費、交通費、食費、合宿・遠征費、医療費等)をサポート。過去3回を通じて、日本各地の男女約40名を応援してきた。

その第4回の応募が、本日2月17日(火)より開始された。概要と小林有吾氏のメッセージはこちら。

<概要>

名称:アオアシ奨励金

実施期間:2026年2月中旬〜2027年2月末(約1年間)。

内容:日本で、経済的な貧困や社会格差によりサッカーを続けることが困難な子どもたち・家族を支え、子どもたちがサッカーを継続できるよう奨励金を給付する。および、奨励生が人に心から感謝できる人間に成長することを目指す。

対象者:日本全国の経済的または社会的な理由でサッカーをしたくても続けることが難しい中学生及び高校生。具体的な条件は、HPに記載。

奨励金給付額:中学1年生〜中学3年生:20万円

高校1年生〜高校3年生:30万円

奨励金の用途:学費およびサッカーにかかる費用(入会金、月謝・部費、用具購入費、公共交通機関の交通費、遠征費・合宿費、医療費、食費)

定員:10名ほど

奨励金の原資:小林有吾STUDIO・1846からの拠出金

主催:小林有吾STUDIO・1846

運営:認定NPO法人love.fútbol Japan

小林有吾氏メッセージ

「『アオアシ』の作者 小林有吾です。アオアシ奨励金も早いもので第4回を数えることになりました。

第3回では初めて、僕自身もオンラインミーティングに参加させていただきました。奨励金を受け取った子はこんな顔をしてるんだと、こんなふうに話すんだと、今までより奨励生身近に感じられました。

みんなそれぞれにサッカーへの課題に挑戦し、取り組んでいる子ばかりでしたが、その中には奨励金を手にできなければ引退してたはずの子供もいました。

思いきって応募し、奨励金によって道を開けた子供とそのご家族の行動力。それを讃えたいです。

サッカーが続けられない、続けさせられないと悩むのであれば、勇気を出してまずはご応募ください。今年もたくさんの子供たちを待っています。

小林有吾」

条件や応募方法など詳細は、「アオアシ奨励金」のホームページを参照のこと。

なお、経済的な貧困等によるサッカーの機会格差の現状について、love.fútbol Japanは以下のように綴っている。

「弊会に支援を求める子ども人数は毎年100人規模で拡大しています。ここ数年は物価高の影響があり、規模はこの4年間で5倍に増加し、今年は1ヶ月間で520人を超えました。

受益世帯のうち60%が世帯年収が200万円以下、33%の世帯が子どもがサッカーをするために借入をしたことがあると回答するなど深刻な状況が確認されています。さらには、約40%の子どもが家計を心配してサッカーを辞めると家族に伝えた経験があり、子ども自身が頼れる環境、相談環境また必要とされています。

一般的に、スポーツは贅沢や趣味として見られやすいため、子どもの機会格差問題においてスポーツの支援は、教育や食等の生活インフラの支援に比べて優先度が下がる傾向にあります。そのため、当事者は困っていても声を上げづらい状況が続いており、社会のなかで子どもに対するスポーツ機会の「理解」を高める必要性があります。

支援を求める規模は拡大しさまざまな課題が顕在化する一方で、日本サッカー界に支援体制は十分に整っていません。子どもたちを支える環境づくりに向けた仲間と仕組みづくりが今まさに必要とされています」

love.fútbol Japanは、日本とアジアで、経済的な貧困や社会格差によって安全にサッカーをしたくてもできない子どもたちの「環境」を変える活動に取り組むNPO法人。

2018年1月に設立され、地域課題の解消と子どもたちが誰でも遊べる居場所を共創する「コミュニティ型のスポーツグラウンドづくり」や、日本で「子どもサッカー新学期応援事業」、サッカー選手たちが年俸の1%を寄付して子どもたちを支援するプラットフォーム「1% FOOTBALL CLUB」の運営を行っている。

筆者:奥崎覚(編集部)

試合だけでなくユニフォーム、スパイク、スタジアム、ファン・サポーター、カルチャー、ビジネス、テクノロジーなどなど、サッカーの様々な面白さを発信します。現場好き。週末フットボーラー。

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