現在オランダ・エールディヴィジで18ゴールを叩き出し、得点ランキングのトップを走っているフェイエノールトの上田綺世。
『FR12』によれば、今回『Feyenoord Magazine』に登場した彼は、これまでの自身の成長、欧州への移籍、そして最大のモチベーションである「ゴールを奪うこと」へのこだわりを語ったという・
1998年に茨城県水戸市で生まれた上田。両親と2人の姉に囲まれて育った彼にとって、子供の頃はヨーロッパでプレーする未来など想像もしていなかったという。
しかしアマチュアクラブでサッカーをプレーしていた父親が、幼い彼にとって大きな憧れだった。6歳でサッカーを始めた彼が、ゴールを奪う快感に目覚めたのはその直後のことだったそう。
「チャンピオンズリーグはよく見ていましたが、それは父が大好きだったから。当時は、まさか自分がその舞台に立てるなんて思ってもいませんでした。
最初はそれほど楽しさを感じていなかったんです。でもある日、練習試合で強烈な、綺麗なシュートを決めたことがあって。その時、チームメイトやコーチ、そして何より両親が喜んでくれているのを見たんです。
自分がネットを揺らすことで人を幸せにできる。それがすごく心地よかった。最高の気分でした。それ以来、僕はゴールのために生きています。ディフェンダーやミッドフィルダーとしてプレーすることなんて、僕には絶対に無理です。とにかく点が取りたいんです!」
高校卒業後、法政大学へ進学。スポーツ科学を専攻した理由は、同校のサッカー部が強豪だったからだ。日本ではクラブのアカデミーだけでなく、大学経由でプロへの道を切り拓くルートが確立されている。
2020年に大学を卒業した上田は(※実際には在学中に)Jリーグの名門・鹿島アントラーズへと加入。4シーズンのうち2度チーム得点王に輝く実績を引っさげ、ベルギーのセルクル・ブルージュへと渡った。
「欧州へ行くチャンスでした。日本人選手にとっても、自分を証明すべき場所はヨーロッパです。以前は小野伸二さんや中田英寿さんのような一握りの天才だけが行く場所でしたが、今は代表選手のほとんどが欧州でプレーしています。
この20年間で日本サッカーのレベルが飛躍的に上がったからでしょう。常に僕のポテンシャルを信じてくれる人々に出会えたのは幸運でした。厳しくも信じ続けてくれた両親は、今もテレビですべての試合をチェックしてくれていますし、シーズンに一度はロッテルダムまで応援に来てくれます。
そして指導者の方々もそうです。2019年に僕をデビューさせてくれた森保一監督も。自分を信じることはもちろん大切ですが、周りに自分を信じてくれる人がいるかどうかも、同じくらい重要なんです」
なお、フルインタビューは現地で公開される最新の『Feyenoord Magazine』で見ることができるそうだ。
筆者:石井彰(編集部)


