今年サガン鳥栖からベルギー1部のシント=トロイデンに移籍した18歳のFW新川志音が、現地で高い評価を受けているようだ。
将来を嘱望されるヤングタレントとして獲得された新川は、現在シント=トロイデンのU-21チームを主戦場としており、デビュー戦となったベルシェムとの試合でいきなりアシストを決める活躍を見せた。
さらに先週のボホルト戦では2ゴールを決めて勝利に貢献。相手ディフェンダーを背負いながら浮き球をゴールに流し込んだほか、こぼれ球に泥臭く飛び込むシュートも決めている。
シント=トロイデンのU-21を率いているベニー・ルネンブルフ監督は、すぐに結果を残している新川について以下のように話したとのこと。
「シオンはグループに実によく馴染んでいるよ。今はまだ日本語しか話せないが、サッカーは共通言語だ。ピッチに立てばすぐに他の選手たちと打ち解けているし、ゴールを祝う時も真っ先に駆け寄っている。
メンタリティも素晴らしく、ポジティブで規律正しく、ハードワークを厭わない。戦術的な指示はタカノ(高野剛ユースマネージングディレクター)が通訳しているが、『プッシュ(押し上げろ)』といった短い指示はすでに理解している」
また、プレースタイルについてはメディアで「岡崎慎司のよう」と伝えられているほか、ルネンブルフ監督はカナダ代表の名FWトマーシュ・ラジンスキに似ていると話したようだ。
「私には、トマーシュ・ラジンスキのような『ポケット・ストライカー』に見えるね。速くて鋭く、ゴール前での強さがある。
すでに我々の武器になっているが、まだ18歳で伸びしろは十分だ。日本からベルギーへ来たばかりで、トップチームへのステップはまだ高いが、単に海を渡ってきただけの選手ではないことは確かだよ」
ラジンスキはポーランドで生まれた名FWで、アンデルレヒト時代にはあの2mを超えるチェコ代表FWヤン・コレルとコンビを組み、リーグ2連覇に貢献した選手。2000-01シーズンは得点王にも輝いている。
174cmと大柄ではないものの連携とポジショニング、シュートセンスを武器に得点を量産したタイプであり、身長171cmの点取り屋である新川と重なるところがあるようだ。
筆者:石井彰(編集部)
