キャリアを描くために若手選手がすべきこと

PSG
――PSGアカデミーが日本の5都市で開講しますが、マケレレさんはナントでキャリアをスタートさせ、どのように自身のポジションを確立していったのでしょう?
私は積極的に自分を売り込んだわけではなく、ただサッカーをプレーしただけなんです。
私の情熱は常にサッカーと共にあり、プロの人々と楽しみ、彼らから多くのことを学びました。サッカーを「食べ、寝て、生きる」。それが私を助け、やがて夢を叶えてくれました。
やがて自分のプレーにクオリティがあることを理解し、私はチームに違いをもたらし、ゴールやアシストを決める。すると監督が、私を成功へと押し上げてくれたんだ。当時は「良いキャリアを築ける」とは思っていなかったけれど、良いキャリアにするために自分自身をプッシュし続けたんだ。
――困難に直面した時、どのように気持ちを切り替えていましたか?
それは難しい問題だけど、私は幼い頃から父親や母親から良い教育を受けていて、周囲にさまざまな形で支えてもらっていた。私の場合は、父のおかげで多くのチャンスを得られましたが、家庭の養育次第なんじゃないかな。

――お父様からはどのようなことを言われましたか?
父もサッカー選手だったので、フットボールには「法(掟)」があることを理解させてくれました。
どんな仕事にも掟はある。才能と情熱を持って、正しい方法でその掟に従えば成功する。掟を破り、飛び越え、何か違うことをすれば、成功は長続きしない。それが人生であり、当たり前のことでもあります。
特にフットボールは選手同士の競争が激しいので、一度タイミングを逃してしまえば、すぐに誰かに席を奪われてしまう。だから私はディテールに集中し、懸命に働き、耳を傾けた。また、幸運なことに、私には少しだけ才能があったので、それも自身の成長に役立ったのかなと思います。
ーー辛いことはありませんでしたか?
確かに、成長のために多くの「犠牲」も払いました。10代の頃は、友達と夜の街を歩き回ることもできたはずですが、そのような青春を過ごすことは叶いませんでした。
でも、プロのスポーツ界に身を置くなら、1日でも早く大人になり、厳格な日々を生きなければいけません。それがプロのフットボーラーになるために、私の選んだ選択肢でした。ナイトクラブへ行くようなことは、現役が終わった後、十分なエネルギーと力を持ってからすればいいことだからね。それが後になって私を助けてくれたと思うよ。

