「冨安のメンタリティは、ジョルディ・クライフがテクニカルディレクター就任当初にクラブに植え付けようとした勝利へのメンタリティと完璧に合致する。さらに、今シーズンのアヤックスがしばしば欠いていたリーダーシップとフィジカルの強さも持ち合わせている。
したがって、クライフTDが冨安を残留させたいと考えていることは、もはや疑いの余地もない。だからといって、長期滞在が確実というわけではない。むしろその逆だ。
選手に近い関係者によると、残留の可能性は『全くありえないわけではないが低い』とのこと。
アーセナルで冨安はボーナスを含めて年間約500万ポンド(約10.6億円)の年俸を得ていた。この金額は、アヤックスの新たな給与体系に全く合致しない。
しかし、フリーエージェントだった冨安は、迫りくるワールドカップもあって、アヤックスでの短期的な挑戦に前向きだった。ベストコンディションを取り戻せる可能性があったため、非常に控えめな給与で満足したという。
それは冨安の特徴でもある。関係者によると、彼にとって一番の動機は金銭ではなく、アムステルダムでの生活を楽しんでいる様子も見られることから、アヤックスにわずかなチャンスがある。
一方で、2試合だけの先発出場では、コンディションについて確証を得ることはできない。しかし、アヤックスと同様に、他のクラブも彼のコンディションの回復を注視している。
アヤックスが待てば待つほど、獲得を狙うクラブは増え、資金力で負ける可能性は高まるだろう」
ここまでのパフォーマンスはアヤックスに契約延長を決意させるのに十分なものだったが、状況的にそれが実現するかは不透明とのこと。
いずれにしろ、右太もも裏を痛めたとされる冨安の状態について続報が待たれる。
筆者:井上大輔(編集部)



