J1にも定着し、ACLエリートでも勝ち上がることに成功した。ついに日本サッカー界の主役へと躍り出たFC町田ゼルビアは、積極的な補強と育成の成功によって、日本代表クラスの選手たちが集うクラブへと変貌を遂げている。
今回はそんな町田に在籍したプレーヤーの中から、「最強の日本人選手」を5名選んでみた。
鈴木孝司
ゼルビアの歴史を語るうえで、「ミスター町田」といえる鈴木孝司の名前は決して外すことができない。クラブがまだ発展途上にあった時代において、彼はまさに“象徴”とも言える存在だった。
2012年に法政大学から新卒で町田ゼルビアに加入し、同年J2に初出場。一度クラブはJFLへと降格するも、彼はそれをキッカケにチャンスを掴み、エースとして確固たる立場を築いた。2013年はJFLベストイレブンとなり昇格に貢献し、2014年にはJ3で得点王を獲得している。
派手さこそないものの、チームにとっては極めて実用的なストライカーであり、苦しい時間帯でも結果を残す「頼れる9番」として機能した。クラブのスケールがまだ小さい頃から、最前線で戦い続け、着実にゴールを積み重ねることでチームを支えた。
スター軍団へと変貌した現在だからこそ、彼のような存在の価値はより際立つ。町田の原点を知る上で欠かせない男だ。
相馬勇紀
町田ゼルビアにおける“攻撃の質”を一段階引き上げた存在、それが相馬勇紀であるといえる。日本代表でも活躍するアタッカーは、その卓越したスピードと打開力でチームに明確な違いをもたらした。
名古屋グランパスで一時代を築いたあと、ポルトガルリーグのカーザ・ピアへ期限付き移籍したものの、ヨーロッパでは不完全燃焼に終わる。そしてJリーグに復帰してから1年後、町田ゼルビアへと新天地を求めた。
サイドでボールを受けた瞬間にスイッチが入り、一気に局面を打開するそのプレーは、対戦相手にとって大きな脅威となった。また単なるドリブラーでは終わらないのが相馬の強みであり、クロスやシュートの精度も高く、結果に直結するプレーでチームに貢献。J1やACLで上を目指すに当たって、代表クラスのクオリティを持つ彼の加入は非常に大きかった。
