4位:パオロ・ゲレーロ(14ヶ月)
ニューヨーク・タイムズ紙に「南米サッカー界のレジェンド」と評されたパオロ・ゲレーロは、ペルーにとってのリオネル・メッシと言える存在だ。
現在41歳にして現役を続ける彼は、バイエルンの下部組織出身でトップチームでも27試合に出場した、ペルー史上最高の才能の一人だ。しかし、2017年10月に行われたワールドカップ予選のアルゼンチン戦後、コカインの代謝物に陽性反応を示したことで、そのキャリアは暗転しかけた。
当初、FIFAは12ヶ月の出場停止を科したが、控訴委員会によって6ヶ月に短縮された。2018年4月にゲレーロはさらなる短縮を求めてCASに提訴するも、同時に世界反ドーピング機関(WADA)も「処分が軽すぎる」として提訴に踏み切った。
スイスの仲裁裁判所はWADAの主張を認め、処分を14ヶ月に延長。しかし、ゲレーロにはなんと「救済措置」が待っていた。スイス連邦最高裁判所が処分の効力を一時停止することを認め、2018年ワールドカップへの出場が許可されたのである。
そして夢の舞台を終えた後、ゲレーロには改めて14ヶ月の出場停止処分が科されることとなった。
3位:ディエゴ・マラドーナ(15ヶ月×2回)
このリストに彼の名前が入ることは、多くの人にとって驚きではないだろう。ピッチ上では“神の子”と称されるほどの才能を発揮した一方で、私生活では常に問題を抱えていたのだ。
1991年のナポリ在籍時にはコカインの陽性反応が検出され、15ヶ月の出場停止処分を受ける。この一件により、イタリアでの栄光に満ちた時代が不本意な形で幕を閉じることになった。
さらに1994年のアメリカ・ワールドカップ開催中に問題は再発した。ナイジェリア戦後のドーピング検査でエフェドリンが検出され、再び15ヶ月の出場停止処分が科された。そしてこの出来事が彼の代表キャリアに事実上の終止符を打つこととなった。
