そのうえで、元幹部は、インド放送業界における選択肢不足、金銭面、そして信頼の欠如が要因と指摘。

「インドのスポーツ放送市場には本当の競争がなく、それがFIFAにとってより難しいものになっている。そしてその市場の中で、主要スポーツになっているのはクリケット」としている。

また、インド・ルピーが対ドルで着実に下落しているという事実もある。

一方、FIFAは、中国への提示額を1.2億~1.5億ドル(約190億~236億円)に引き下げるというが、中国国営放送CCTVの予算規模は、6000万~8000万ドル(94億~126億円)ほどで、遠く及ばない。

中国の場合は、時差による放送時間帯と、代表チームが2002年大会以降ワールドカップの舞台から遠ざかっていることがマイナス要因に挙げられている。

それでも、中国とは今週中、インドとは2週間以内に契約がまとまる可能性もあるようだ。

FIFAにとって、世界人口の3分の1以上を占める2カ国との契約を結ばないという選択肢は現実的ではないものの、両国がこれほど交渉を引き延ばした末に大幅な減額を受けられるのであれば、他国もその動向を見逃すはずがなく、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長にとっては頭痛の種になっているという。

筆者:井上大輔(編集部)

This article is a sponsored article by
''.