これまでワールドカップにおける数々の記録を更新してきたリオネル・メッシ、そしてクリスティアーノ・ロナウド。史上最高のタレントが切磋琢磨する時代を過ごしたことは、現代のサッカーファンにとって幸運としかいいようがない現実だ。
しかし、この二人のアイコンをもってしても、決して届かない場所がある。今回は、『football365』から「メッシやロナウドでさえも決して破ることのできないワールドカップの記録」をご紹介する。
ペレ:選手として最多の優勝回数(3回)

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リオネル・メッシは2022年にようやくトロフィーを手にしたが、ブラジルの伝説ペレの記録はまさに「別次元」の数字だ。
1958年、1962年、そして1970年。彼は歴史上唯一「3つの優勝メダルを獲得した選手」である。クラブでのシーズンが長期化し、身体的な負荷が増大し、かつ代表シーンの競争が激化した現代において、3つのサイクルにわたってトップコンディションを維持し、勝ち続けることはほぼ不可能に近い。
現代なら一度の優勝で「不滅」になれるほどの状況。三度の優勝はもはや「神話」の領域だ。
ジュスト・フォンテーヌ:1大会での最多ゴール(13点)
2022年大会の決勝でキリアン・エムバペが見せたハットトリックは、ゴール記録がまだ更新される可能性を感じさせた。しかし、1958年にフォンテーヌが叩き出した13ゴールは、別の宇宙の話だ。
フランス代表の伝説的なストライカーは、わずか6試合でこの数字を積み上げたのだ。以来、どれほど戦術の革命が起きようともこの記録は揺るいでいない。
3位決定戦の西ドイツ戦での4ゴールを含め、出場した全試合で得点。現代の大会は試合数こそ増えたが、守備はよりタイトに、慎重になり、選手層も厚くなった。フォンテーヌの記録は、単なる得点記録ではなく、サッカーという競技が今とは異なる形をしていた時代のアイコニックなものなのだ。
エルンスト・ヴィリモフスキ:敗戦した試合での最多ゴール(4点)
W杯の1試合で4ゴールを決めれば、普通は一生の英雄だ。1938年大会、ポーランド代表のヴィリモフスキはブラジル相手にそれを成し遂げた。
しかし、信じがたいことに彼は敗者となった。延長戦の末に6-5という狂気的なスコアで敗れたこの一戦は、W杯の歴史に残る最高の乱打戦となった。現代サッカーにおいて、一人が4点を取って負けるなどということは二度と起こらないかもしれない。
