カルロス・アルベルト・パレイラ:監督として最多の大会出場(6回)
W杯で一度でも指揮を執れば、それは監督としてのハイライトだ。だがパレイラはそれを6回も繰り返した。
1982年のクウェートを皮切りに、UAE、ブラジル(2回)、サウジアラビア、南アフリカ。1994年にはブラジルを世界一に導いた。現代の代表監督は、一つのサイクルの失敗ですぐに解任される不安定な椅子だ。
5大会ですら一生分の仕事に思える今、パレイラの「6」という数字は究極のマネジメント記録として残り続けるだろう。
ヨシップ・シムニッチ:1試合で3枚のイエローカード
偉大な記録もあれば、混乱が産んだ記録もある。2006年大会、クロアチアのシムニッチがオーストラリア戦で受けた「3枚のイエローカード」がそれだ。
主審のグラハム・ポールは、2枚目の警告で退場させるのを忘れ、3枚目を出してようやく彼をピッチから追い出した。VARが導入され、審判間の通信システムが確立された今、このような「歴史的な誤審」が繰り返されることはまずない。
ルーマニア対ペルー:最低観客動員数(約300人)
1930年の第1回大会は、今とは全く別の世界だった。テレビ中継もなく、欧州勢にとっては遠い地での開催。ルーマニア対ペルーの試合に集まったのは、わずか300人程度だったと伝えられている。
現代では、どれほど注目度の低いグループステージのカードであっても、スポンサー、遠征ファン、地元客が詰めかける。FIFAの商業的なプレッシャーを考えても、300人しかいないスタジアムでW杯が開催されることは、もう二度とない。
※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。
筆者:石井彰(編集部)
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