2位:ノルウェー代表(ホーム)

Norway 2026 Nike World Cup Home
1998年フランス大会以来、28年ぶりのW杯出場を果たしたノルウェー。
今大会のホームユニフォームは、レッドを基調にネイビーとホワイトで十字を描くインパクトの強いデザインが採用された。十字の中に北欧の伝統的な結び目模様(ノットワーク)を落とし込む。
「赤地に白縁取りの青十字」はノルウェー国旗そのもの。国のアイデンティティを前面に押し出す、代表ユニフォームにふさわしいモチーフだ。

右半身に十字を描くデザインは、1998W杯欧州予選で着用した1997ホームユニフォームの再現に近い。
その1998W杯予選には、アーリング・ハーランドの父親で1994W杯戦士アルフ・インゲ・ハーランドもメンバーに名を連ね、予選突破に貢献している(※ただし98W杯メンバーには選ばれず)。
国旗を模ったこの十字デザインは、もしかしたら息子アーリングにとって少々感慨深いものかもしれない。
1位:アルゼンチン代表(ホーム)

Argentina 2026 adidas World Cup Home
リオネル・メッシのハットトリックで幕を開けた、アルゼンチン代表のワールドカップ2026。
今大会のホームユニフォームは、チームの愛称でもあるLa Albiceleste(ラ・アルビセレステ/白と空色)らしいデザインだ。差し色のブラックも含めて、全体的な雰囲気は優勝した2022年カタール大会でのユニフォームに近い。

ストライプのグラデーションは、アルゼンチンがW杯を優勝した3つの大会(1978年、1986年、2022年)でのユニフォームからインスピレーションを得たという。
マリオ・ケンペス(1978)、ディエゴ・マラドーナ(1986)、リオネル・メッシ(2022)。このストライプには、その時代のアルゼンチンを象徴する選手の記憶を重ねている。
ストライプの色が薄い2019モデルや、アルゼンチン各地域の地形をカモフラージュ柄で表現した2021モデルなど、ときにデザインで迷走を見せる最近のadidasだが、ワールドカップ用には力強いデザインでしっかりと決めてきた。そんな印象を受ける一着だ。
最後に、あと5着を追加してトップ10を選ぶとしたら、メキシコ(サード/adidas)、アルゼンチン(アウェイ/adidas)、ブラジル(アウェイ/Nike-Jordan)、南アフリカ(アウェイ/adidas)、ドイツ(ホーム/adidas)を加えたい。
筆者:立野敦史(Qoly LFB Vintage)
Qoly × LFB Vintageでユニフォームなどを販売する傍らQolyでユニ記事を執筆。ヘヴィメタルから歌謡曲までジャンルレスな音楽好き。世界一美しいと思うエンブレムはサンマリノ代表の旧デザイン。

