2018年からチームを率いてきた森保一監督のもとで世界の強豪を打ち破ってきた日本代表。

今年3月には聖地ウェンブリー・スタジアムでイングランド代表を1-0で撃破した。

実は試合前日に、堂安律がチームの意見を代表して、コーチ陣にあることを直訴していたことが『NHKスペシャル』で明かされた。

3バックの真ん中でプレーする谷口彰悟が相手のFWをマンマークする戦術練習が選手の間でしっくりこなかったという。谷口が引き出されたスペースを使われる懸念などを選手たちで話し合ったうえで、堂安が代表する形でコーチ陣に進言。森保監督はその件についてこう明かしていた。

「(イングランド戦前日に)イギリス遠征のキャプテンである堂安がコーチのところに来て、今日の練習はこうこうこうでやったけど、想定する相手の形からしたら、もっと違う対応のほうが選手はしっくりきて、いいプレーができると思いますっていうことを斉藤俊秀コーチに話にきて。

斉藤コーチ、長谷部(誠)コーチ、堂安と夜にミーティングをして。私も最初はいて、なんで最後まで聞かなかったかというと、監督に意見を求めてきて、みんな喋りづらいだろうなと思って(笑)途中で自分の言いたいことだけは言って、そこを去ったんですけど。

監督が言った、コーチ陣が言った…でも、やってる選手たちの目線でうまくいってないこととか、不具合がちょっとづつあったりするので、それをしっかりとコミュニケーションで解決して試合に挑んでいけた」

谷口がマンマークするのではなく、マークを他の選手とも受け渡すほうがいいのではないかと選手側から提案したようだ。

今の日本代表は選手間やコーチ陣と対話したうえで解決する力が身についているようで、鎌田大地と谷口はこうも話していた。

鎌田
「日本人ってすごい真面目で自分たちが思ったことを近くの選手に伝えたりするだけで、それでできちゃうので、そこはやっぱり日本人の強みというか。

(2022年W杯)カタール前までは、そういうのがあまり選手と監督間でうまく話し合えていなかったというか、今はよりそういう部分で修正の部分では前回よりもはるかによくなってるんじゃないかなと思います。自分達のこのやり方でどことやっても勝てるとみんなが感じている」

谷口
「皆が理解してくれるし、納得してくれるというか。ひとつのチームとしての理解度がものすごく高い集団になっているので、そこはものすごい日本の強みのひとつかなと思いますよね」

2人はともに2022年大会にも出場しているが、その時と比べてもチームとしてのコミュニケーション力や理解度が高まっているという。

筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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