ワールドカップの熱戦が続くなか、オランダのレジェンドOBによる発言が日本でも大きな波紋を広げた。
イギリスの公共放送『BBC』は現地時間18日、元オランダ代表のラファエル・ファン・デル・ファールト氏が、日本代表とオランダ代表のワールドカップ・グループF第2戦(2-2)の中継解説中に行った発言について謝罪した。
同氏はオランダの放送局『NOS』の番組内で、日本の同点ゴールにつながったFW小川航基の動きに対してDFミッキー・ファン・デ・フェン が対応できなかった場面を分析。その際、「日本人選手はみんな同じように見える」といった趣旨の発言を行い、人種的な偏見を助長する表現だとして批判を浴びた。
発言後、SNS上では日本を含む各国のファンから疑問や批判の声が相次ぎ、同氏は声明を発表した。
「誰かを不快にさせたり、傷つけたり、差別したりすることは、決して私の意図ではありませんでした。私はあらゆる形態の人種差別に反対しており、あらゆる背景、人種、文化を持つ人々を尊重しています。
自分の言葉を不快、あるいは傷つくものだと感じた人がいることは理解しています。そのことを心から残念に思います。
もし私の発言によって苦痛や不快感を与えてしまったのであれば、心からお詫び申し上げます。それは決して私の本意ではありませんでした」
また、反差別団体の『Kick It Out』と『Frank Soo Foundation』は共同声明を発表し、「たとえ差別的な意図がなかったとしても、そのような発言は東アジア・東南アジア系コミュニティに影響を及ぼし得る」と指摘。
世界中が注目するワールドカップ期間中だからこそ、放送関係者や解説者にはより慎重な言葉選びが求められると訴えた。
日本代表への関心が世界的に高まるなか、今回の騒動はスポーツ中継における発言の重みを表している。
筆者:江島耕太郎(編集部)
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