北中米ワールドカップの決勝トーナメント2回戦を前に、かつて世界屈指のGKとして名を馳せた元パラグアイ代表のホセ・ルイス・チラベルト氏の、人種差別的な発言が物議を醸している。
発端となったのは元フランス代表クリストフ・デュガリー氏がRMCで「パラグアイはフランスにボコボコにされる」と予想したこと。
これに反応したチラベルト氏は自身のXで、「1998年W杯ではフランス代表と戦った。そして今度は、パラグアイはアフリカ代表と対戦することになる」と投稿した。
フランスメディア『L’Équipe』などによると、肌の色やルーツを理由にフランス代表を「アフリカ代表」と表現したもので、人種差別的な発言として大きな波紋を呼んでいるという。
チラベルト氏は1990年代を代表する名GKで、FKやPKを得意とした“得点するGK”としても知られるレジェンド。
1998年のフランス大会では、パラグアイの主将としてフランスと対戦し、延長戦の末にローラン・ブランのゴールデンゴールで敗れた。
一方で近年は過激な発言が目立ち、今年2月にもキリアン・エムバペやヴィニシウス・ジュニオールに対する差別的発言が問題視されていた。
今回の投稿に、SNSでは「フランスは多民族国家であり代表もフランス代表だ」「レジェンドなのに残念」「サッカーが結び付けるべきものを分断している」といった批判が相次ぎ、南米やフランスのメディアも一斉に「人種差別発言」と報じる事態となった。
ワールドカップが多様性を象徴する世界的なスポーツイベントであるだけに、レジェンドによる今回の発言には厳しい視線が注がれている。
筆者:江島耕太郎(編集部)
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