2位:クロアチア(1998年)
1998年大会のクロアチアが際立っていたのは、独立国家として初めて出場した大会で快進撃を見せた点だ。もちろん、タレントがいなかったわけではない。ダヴォール・シューケルはレアル・マドリー、ズヴォニミル・ボバンはACミランに所属し、スラヴェン・ビリッチもプレミアリーグで活躍していた。のだから。
しかし、それらのスターを擁していてもなお、フランス大会の主役になると予想した者は少なかった。グループステージを突破すると、ラウンド16でルーマニアを撃破。そして準々決勝では、ドイツを3-0で粉砕するという決定的な結果を残した。
準決勝では開催国であり後に王者となるフランスに屈したものの、3位決定戦でオランダを破り、見事に表彰台へ。シューケルは得点王に輝き、チームは一夜にして強豪国としてのアイデンティティを確立した。
1位:ガーナ(2010年)
2010年大会のガーナによる快進撃は、ワールドカップ史上最も感情的な物語の一つとして残っている。アフリカ大陸で初めて開催された歴史的な舞台で、ガーナは大陸の最後の希望となった。
グループステージでセルビアを破って難関を突破すると、ラウンド16ではアメリカを延長戦の末に下した。そして準々決勝のウルグアイ戦は、W杯史上最も残酷な試合の一つとして語り継がれることになる。
延長戦の終了間際、ガーナの放ったシュートはゴールライン上でルイス・スアレスの手によって阻止された。スアレスは退場となったが、その後のPKをアサモア・ギャンが失敗。結局、ガーナはPK戦の末に敗れた。
歴史的な準決勝進出をあと一歩で阻まれたこの悲劇こそが、彼らの物語を色褪せないものにしている。大陸全体の夢を背負い、歴史を塗り替えるまであと数センチのところまで迫ったのだ。
※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。
筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images
