フランス代表FWキリアン・エムバペへの人種差別的発言で大きな批判を浴びているパラグアイの上院議員が、今度は自身のInstagramがハッキングされていると主張したようだ。

問題となっているのは、パラグアイ上院議員のセレステ・アマリージャ氏。彼女はワールドカップ決勝トーナメントでフランスがパラグアイを下した後、エムバペに対して人種差別的な投稿を行い、世界的な批判を受けていた。

さらにエムバペがそれに対して批判すると、アマリージャ氏は『ジェンダーに基づく暴力を受けた』としてエムバペ側を非難し、謝罪を要求。さらに訴訟を起こすことを示唆するなど、火に油を注いでいた。

そして同議員は木曜日に自身のXを更新し、Instagramアカウントが「おそらく今朝から」ハッキングされていると主張。「今日以降に投稿されるものについて、私は責任を負わない」と訴えた。

@CelesteSenadora post on X

x.com

なお乗っ取り被害にあったとされる彼女のInstagramには、外見上大きな異変は見られないものの、プロフィール欄に無効なWhatsApp招待リンクが表示されていたようだ。

アマリージャ氏はすでに問題の投稿については削除しており、エムバペを侮辱したことについては後悔していると語ったものの、自身の責任については否定し、エムバペに対する攻撃的な姿勢については続いている状況だ。

ただ、すでにこれは外交的な問題にも発展している。パラグアイ政府は月曜日、アマリージャ氏の発言について、「平和的共存と人間の尊厳の尊重という、我々が推進する価値と原則に反する」と声明を出していた。

また、パラグアイ上院のバシリオ・ヌニェス議長も、同氏の発言について「悪いどころではない。ひどいものであり、大多数の考えを代表するものではない」と批判している。

さらにフランスサッカー連盟の告訴によってフランスの当局もこの問題の捜査を進めているとのこと。フランスにおいてこの種の人種差別的侮辱に関する罪は、最大で禁錮1年、罰金5万ドル(およそ830万円)相当が科される可能性があるという。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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