ワールドカップ連覇を目指すアルゼンチン。
PK戦を含めて6試合に全勝して準決勝にまで勝ち進んできた。
39歳になったリオネル・メッシは、今大会で8ゴールを叩き出すなど大暴れ。
だが、懸念されるのがPK。自らも苦手と語っているように今大会では二度あったPKのチャンスをいずれも失敗しており、本人も自らへの怒りをあらわにしていたほど。
そうしたなか、『BBC』は、「アルゼンチンはメッシをPKキッカーから外すべきか」という話題を伝えていた。
ワールドカップ史上1大会で2度PKを外すのは史上初の出来事だった。メッシは、ワールドカップにおいてPKを通算で8度蹴っているが、成功したのは4本だけ(PK戦除く)。2018年大会も2022年大会も失敗があった。
キャリアを通じたデータでもメッシがPKを苦手としていることが分かる。
PK戦を含めるとキャリアで通算151回のPKを蹴っているが成功したのは117回で34回は失敗。
Optaによれば、PK戦を除いた場合のメッシのPK成功率は77%しかないという(148本中114回成功)。これは悪くはない数値だが、PKを得意な選手と比べると平凡なもの。
欧州5大リーグ、UEFAチャンピオンズリーグ、ワールドカップだけに限ると、メッシのPK成功率は78.8%。
一方、イングランド代表FWハリー・ケインのPK成功率は90.7%、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは85.2%、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドは84.1%、フランス代表FWキリアン・エムバペは81.0%。
Optaによれば、PK自体のゴール期待値はおよそ0.79。つまり、メッシは平均よりも低い成功率ということになる。
アルゼンチンにはメッシ以上にPKを得意とする選手たちがいる。
レアンドロ・パレデスはPK成功率92.9%、アレクシス・マカリステルとエンソ・フェルナンデスは91.7%、フリアン・アルバレスも89.5%。
ただ、リオネル・スカローニ監督は「なによりもレオがPKを蹴りたいなら彼が蹴る。ほかにも蹴れる選手がいるが、彼が望むなら蹴るのは彼だ」とPKキッカーを変えるつもりはないと明言している。
アルゼンチンが準決勝で対戦するのは因縁のあるイングランド。果たして、メッシがPKを蹴る場面は訪れるだろうか。
筆者:井上大輔(編集部)
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