J1のヴィッセル神戸は16日、元日本代表GKの松永成立氏がGKテクニカルアドバイザーに就任することが決まったと発表した。

今年上半期に開催された明治安田J1百年構想リーグで頂点に立った神戸は、クラブが掲げる「アジア制覇」に向け、経験豊富なGK指導者を迎えて守備力のさらなる強化を図る。

63歳の松永氏は静岡県浜松市出身。現役時代は日産自動車、横浜マリノスで長年守護神を務め、日本代表として40試合に出場した名GKで、1993年ワールドカップ・アジア最終予選の「ドーハの悲劇」でゴールマウスを守ったことでも知られる。

その後は鳥栖フューチャーズ、ブランメル仙台(現ベガルタ仙台)、京都パープルサンガ(現京都サンガF.C.)でプレーし、2000年限りで現役を引退した。

引退翌年の2001年から京都でGKコーチを務め、2007年に復帰した横浜F・マリノスで約18年間にわたりGKコーチを担当。セービング技術だけでなく、足元の技術やビルドアップ能力を兼ね備えた現代型GKの育成にも定評があり、高丘陽平や朴一圭らの成長にも大きく貢献した。

一方で昨年5月には、当時J1最下位に低迷していた横浜FMでシーズン途中の辞任を電撃発表。「日産自動車サッカー部時代から長きに渡り、このクラブに携わってこられたことを誇りに思います」「J1に残留するためには、ファン・サポーターの皆さんの力が絶対に必要です」とクラブへの思いを語り、大きな反響を呼んでいた。

長年クラブを支えてきた“レジェンド”の突然の退任は、横浜FM関係者やサポーターに大きな衝撃を与えた出来事でもあった。

その松永氏は新天地で、「横浜F・マリノスから来ました松永成立です。ヴィッセル神戸のクラブの目標であるアジア制覇に向けて、全力で取り組んでいきたいと思っています。よろしくお願いします」とコメント。豊富な経験と実績を持つ名GKコーチが、国内王者・神戸の新たな挑戦を支えることになる。

クラブはテクニカルアドバイザーとしてGK部門全体の強化を進め、リーグタイトル奪還とAFCチャンピオンズリーグエリートでの優勝を目指す。

筆者:奥崎覚(編集部)

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画像提供:Getty Images

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