ワールドカップ優勝をかけて、決勝戦で激突するアルゼンチンとスペイン。
スペインはわずか1失点という強固な守備をベースに、一方のアルゼンチンはリオネル・メッシのもと苦しみながらも勝ちあがってきた。
スペイン代表DFエメリク・ラポルトはここまで全試合にフル出場し、チームの堅守を支えてきたセンターバックだ。彼は『Marca』のインタビューでこんな指摘をしていた。
「 (アルゼンチンの激しいプレーに懸念はあるか?)
サッカーにおけるアグレッシブさについては全く心配していない。
ルールのなかで審判が仕事をする限り、何の問題もない。ただ、最近の試合では、我々が本当に驚かされるような場面――見過ごされた行為――を目にしたのも事実。
特にアルゼンチンは、相手に痕跡を残す(激しいプレーを見舞う)ことを好むチームだ。
そうした行為はサッカー、とりわけ主要な大会においては許されるべきではない。
なぜなら、相手を動揺させたり、怒らせたりする原因になりかねないからだ。
事態の収拾がつかなくなるのを防ぐためにそうした状況をコントロールするのが審判の役割。
1人~2人の選手がそのような振る舞いを許されれば、試合は大混乱に陥る。
我々はそうした意味でこの大会を通じて非常にクリーンなチームであり続けてきた。自分たちは相手を叩いたり、無謀なファウルをするタイプではない。
決勝でもその姿勢を貫くべきだ。とはいえ、当然ながら、審判の判定次第になるが」
アルゼンチンのプレーとそれに対する判定を暗に揶揄していたようだ。
なお、32歳のラポルトはフランス生まれで、フランス代表に招集されたこともあった。
ただ、フランス代表では試合出場がなく、2021年に27歳にしてスペイン代表に鞍替えした選手(プロデビューしたのはスペインのアスレティック・ビルバオで、フランスのクラブでプレーしたことはない)。
準決勝では母国フランスを撃破したが、「(家族から不満は)全くなかった。家族は自分がどんな経験をしてきたかを知っているし、全面的に応援してくれている」としつつ、スペインへの鞍替えは人生で最高の決断だったとも語っていた。
筆者:井上大輔(編集部)
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