スペインの優勝で幕を閉じたワールドカップ2026。48カ国が参加して行われた初の大会であり、これまでにないほどの数の選手がプレーした。その中には評価を上げた者も、あるいは下げてしまった者も…。
今回は『2026年ワールドカップでの戦いで世界的に評価を高めた6名のブレイクスター』をご紹介する。
アユブ・ブアディ
代表:モロッコ
現在の所属:リール
リーグアンで最も刺激的な若手の一人としてW杯に乗り込んだアユブ・ブアディ。しかし、大会を終える頃には「欧州トップクラブへステップアップする準備が整ったMF」となっていた。
現在18歳の彼は、フランスのユース代表を経験していたが、大会直前にモロッコ代表への鞍替えを決断。フル代表での経験不足も懸念されたが、モロッコは初戦のブラジル戦から彼を中盤の底に起用する賭けに出た。
ブアディは見事な冷静さでこれに応え、1-1のドローとなった一戦で86回のタッチと90%を超えるパス成功率を記録。プレッシャー下でのボール保持や推進力、守備でのインテリジェンスな判断は、瞬く間に世界中の注目を集めた。
すでにマンチェスター・シティが1億ユーロ(約172億円)規模の移籍を画策していると報じられているほか、レアル・マドリー、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドも関心を示している。この一ヶ月で最も価値を高めた選手の一人と言えるだろう。
ヨアン・マンザンビ
代表:スイス
現在の所属:アストン・ヴィラ
今大会で最も鮮烈なインパクトを残したブレイクスターといえば、ヨアン・マンザンビだろう。大会前、彼はフライブルクで好成績を収めた「ブンデスリーガの有望な若手MF」。しかし、スイスが快進撃を終える頃には、欧州で最も引く手あまたなプレーヤーへと変貌を遂げていた。
力強いドリブルを武器に、3ゴール2アシストを記録してチームの得点王となり、スイスにとって1954年以来となる準々決勝進出の立役者に。2025年6月に代表デビューしたばかりとは思えない落ち着きを見せ、スピードに乗った突破で中盤の裏を突いた。
大会終盤に膝の問題で離脱を余儀なくされたものの、その価値はすでに高騰。ニューカッスルも強い関心を示していたが、アストン・ヴィラが素早く動き、大会後にクラブ最高額の移籍金で獲得を決定している。
