FIFAワールドカップ2026で世界的に注目を浴びたスーパースターの一人、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド。
25歳の怪物ストライカーはラウンド16において、日本代表を破ったブラジルを相手に圧巻の2ゴールを挙げ、王国をワールドカップの舞台から引きずり下ろすと同時にノルウェーを初の準々決勝へと導いた。
そんなハーランドは今大会、7つのゴールを記録したが、SNSなどで話題となった写真がこちら。

グループステージ第1節のイラク戦。1-1で迎えた43分にDFのバックパスが弱くなったところを逃さず、猛烈なプレッシングからGKが蹴ったボールを足に当てて勝ち越し弾を奪ったシーンだ。
構図の素晴らしさと圧倒的な迫力から、世界的に大きな反響を呼んだ一枚…。そこで、QolyとGetty Imagesの共同企画、第3弾ではこの写真の“裏側”を紹介する。
残念ながら撮影したマーク・スミス氏(Mark Smith)からコメントはもらうことはできなかったものの、同僚のプロカメラマンであるダン・マラン氏(Dan Mullan)から、今大会でのリモート撮影について色々うかがうことができた。
リモートカメラについて
「今大会では、用途に応じて複数種類のリモートカメラを使用しています。最も一般的なのは、ゴール裏に設置するリモートカメラです。ピッチ上のゴール裏に設置し、ピッチサイドにいるフォトグラファー席まで伸ばしたケーブルを通じてシャッターを操作する仕組みとなっています」
リモートカメラの設置について
「リモートカメラの設置場所を決める際には、いくつかのポイントを考慮しています。
まず重要なのは、『どのような写真を撮りたいか』を明確にすることです。撮影したいカットから逆算し、その場所にフォトグラファーを配置できるかを検討します。もし配置が難しい場合は、リモートカメラの設置を選択します。そのため、設置場所は試合中にフォトグラファーが立ち入れないエリアであることが多く、代表的な例がゴール裏のピッチ上です。
また、多くのスタジアムで共通して設置される場所もありますが、同時にテレビ中継用カメラとの位置関係も重要な要素です。今大会では、中継カメラがゴールネット後方にポールを伸ばして設置されるため、そのポールが画角に入り込まないよう、リモートカメラはゴールの片側へ寄せて設置するなど、細かな調整を行っています」

リモートカメラ設置の様子(こちらはまた別のカメラマン)
