ドーピング問題によって、2024年11月から出場停止が続いていたミハイロ・ムドリク。
所属クラブであるチェルシーは、7月31日に直ちにサッカーに復帰できる形でこの問題が解決に至ったと発表した。
25歳のムドリクは、FAから最長となる4年間の出場停止処分を科されたが、スポーツ仲裁裁判所へ不服を申し立てていた。
FAは、ムドリクの反ドーピングに関する懲戒手続きが解決し、即座に競技へ復帰できることになったと発表。
これまでFAは、反ドーピング・プログラムが厳格な機密事項とされているため、この件に関する詳細を公表していなかった。
このほど、ムドリクが2024年10月にウクライナ代表活動中に受けた検査において、呼吸機能やスタミナを向上させる可能性のあるメルドニウムに対する陽性反応を示したことが明らかにされた。
検出されたのは「低濃度」だったほか、その後に世界アンチ・ドーピング機構のメルドニウムに関する文書に変更が加えられた。FAは、その変更は「遡及適用されない」としつつも、もしムドリクの検査が現在行われた場合、陽性反応として記録されることもなかっただろうとした。
プレー可能になったムドリクは、以下のような声明を発表。
「長い闘いの末、4年間の出場停止処分が取り消され、直ちにキャリアを再開できるようになった。
このプロセスに決着がつき、サッカーへの復帰が認められ、未来に目を向けられるようになったことは嬉しい。キャリアで最も困難な時期だった。
当初から一貫して主張してきた通り、自分は禁止薬物を意図的、あるいは認識した上で摂取したことは一度もない」
『BBC』によれば、ムドリクの関係者は、彼がベストな状態に戻れると確信していると語ったという。
実際、ムドリクはチェルシーの施設立ち入りやスタッフとの活動が制限されていたが、自費でプライベートコーチや個人練習のためのGKを雇ったり、ロンドンのノンリーグクラブのピッチを使用したり、オーストリアでキャンプを行うなどコンディション維持に努めてきたという。
チェルシーも彼をサポートしてきたというが、トップチームに復帰するのか、姉妹クラブであるフランス1部ストラスブールにレンタルなどで移籍するのかはまだ不明とのこと。
筆者:井上大輔(編集部)
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