2-2と引き分けたニューカッスルとの今季開幕戦で、現在置かれている状況が改めて浮き彫りになったリヴァプールMF遠藤航。
戦術分析を得意とする『Total Football Analysis』は27日、ニューカッスル戦で露呈した中盤の守備面に焦点を当て、リヴァプールがファビーニョ退団後に抱えてきた「守備的MF不足」の問題を分析している。
リヴァプールはニューカッスル戦でライアン・フラーフェンベルフとドミニク・ソボスライをダブルボランチとして起用し、フロリアン・ヴィルツをトップ下に配置。約61%のボール保持率、27本のシュートを記録するなど試合を支配した一方、ニューカッスルには中盤のボールロストから中央を突かれ、2度の速攻から失点した。
記事は、攻撃的な特徴を持つフラーフェンベルフとソボスライ、ヴィルツの組み合わせでは、ボールを失った際の「レストディフェンス」に不安が残ると指摘している。
こうした中で注目されるのが遠藤だ。記事によれば、リヴァプールがファビーニョ退団後に獲得した専門的な「6番」は遠藤だけ。33歳となった日本代表MFは在籍4年目を迎えるものの、レギュラーの座を確立できず、今季も現時点では主力構想の中心とはなっていない。
さらにリヴァプールは今夏、専門的な守備的MFを補強する方針を持っていないと報じられており、遠藤にとっては厳しい状況が続いている。
一方、記事はフラーフェンベルフを単純に問題視することにも慎重だ。同選手は2024-25シーズン、アレクシス・マカリステルとともに中盤の底を務め、リーグ最多級の60インターセプト、193回のボール奪取を記録。若手年間最優秀選手賞も受賞した。
つまりリヴァプールの課題は、特定の選手だけでなく、攻撃時の配置を含めたチーム全体の構造にある。それでもニューカッスル戦は、守備を専門とする遠藤の存在意義を改めて考えさせる試合となったという。
攻撃力を最大限に引き出しながら、ボールを失った瞬間に中央を守る――。今季のリヴァプールにとって、そのバランスをどう構築するかは、遠藤自身の出場機会にも直結する重要なテーマとなりそうだ。
リヴァプールは今週末、29日(土)にノッティンガム・フォレストとのホーム開幕戦に臨む。
筆者:奥崎覚(編集部)
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