フランス1部のリヨンは2日、日本代表FW中村敬斗がスタッド・ランスから完全移籍で加入したことを発表した。
契約期間は2030年6月30日までの4年間。26歳の中村にとって、フランス国内でさらなるステップアップを目指す移籍となり、リヨンにとってはクラブ史上初の日本人選手獲得となる。
移籍金は固定額100万ユーロ(約1億8000万円)で、成績などに応じた追加ボーナスが最大1900万ユーロ(約34億円)まで設定されている。さらに、将来的に中村を売却した際に発生する利益について、最大12.5%をランスが受け取る条項も盛り込まれた。
固定額こそ比較的低いものの、ボーナスをすべて満たした場合には総額2000万ユーロ(約36億円)に達する契約となっている。なお、リヨンでの背番号は「11」とのこと。
中村はガンバ大阪でプロキャリアをスタートさせた後、オランダのトゥウェンテ、ベルギーのシント=トロイデン、オーストリアのFCジュニアーズを経てLASKへ移籍。2023年から所属したランスでは公式戦97試合で30得点を記録した。
日本代表では29試合11得点をマークし、今夏のFIFAワールドカップ2026では全4試合に出場。オランダ戦では強烈なミドル弾でゴールも記録している。
移籍市場最終盤に21歳のベルギー代表FWマリック・フォファナをサンダーランドへ放出したリヨンにおいて、その後釜として期待される中村。今回は移籍市場閉幕後の特別枠「ジョーカー」として正式加入した。
新天地での第一歩を前に、中村は「リヨンに加入できてとても嬉しい。とても大きなクラブ。新しいユニフォームを着てプレーし、決定的な仕事をするのが待ちきれない」とコメント。「クラブ史上初の日本人選手だと知った。それは自分にとって重要なことで、日本を代表してできる限りのことをしたい」と意気込みを示した。
この加入を受け、在日フランス大使館もXの公式アカウントで「ようこそLyonへ」と日本語とフランス語で歓迎。「クラブ史上初の日本人選手」と紹介するとともに、W杯での活躍やランスでの97試合30得点にも言及し、「Bienvenue à Lyon, Keito !」とエールを送った。
日本代表の主力アタッカーへと成長した中村が、今度はフランスの名門リヨンでどのようなインパクトを残すのか。クラブ史上初の日本人選手として、その挑戦に注目が集まる。
筆者:奥崎覚(編集部)
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