打てない。だが、走れている――。大谷翔平になんとも不思議な“アンバランス”が起きている。
ロサンゼルス・ドジャースの大谷は現地時間9月2日のセントルイス・カージナルス戦で4打数無安打、4三振。1試合4三振は今季初で、『NBC Sports』によればキャリア7度目となった。
深刻なのは、これが一夜だけの話ではないことだ。
同メディアによると、直近12試合の大谷は42打数6安打で打点ゼロ。長打力を武器とするスーパースターのバットが、シーズン最終盤で急激に沈黙している。
一方で興味深い数字もある。同じ12試合で4盗塁を記録しているのだ。
9月2日も四球で出塁すると二盗に成功。『NBC Sports』は、盗塁できていること自体は左膝にとって「良い兆候に見える」としながらも、打撃については「現在、非常に良くない」と指摘した。
走塁では積極性を見せている一方、打席では結果が伴っていない。
そして最新の懸念は数字だけではない。『AP通信』によると、デーブ・ロバーツ監督は同日の大谷について「スイングが我々の知っているスイングではなかった」と認め、「最適な状態には程遠い」とまで語った。今後はトレーナーや本人と状態を確認し、休養を与えることも検討するという。
左膝などに問題を抱えながら4盗塁。しかし、12試合で打点はゼロ。
「走れる大谷」と「打てない大谷」が同居する異例の状態。その原因がどこにあるのか、プレーオフを控えるドジャースにとって見過ごせない懸念材料となっている。
筆者:Qoly編集部
写真:Getty Images

