メンフィス・デパイ
リヨンは育てるだけのクラブではなく、一度つまずいた才能をもう一度トップに戻す場所でもあるのかもしれない。
PSV時代にオランダ最大の逸材の一人と評されたメンフィス・デパイは、2015年にマンチェスター・ユナイテッドへ移籍。しかしプレミアリーグでは持ち味を出せず、2017年1月にはリヨンへ活路を求めた。
そこからは別人のようだった。2017-18シーズンにはリーグ戦19得点でエースの座を掴み、最終年となった2020-21シーズンにはリーグ戦20得点12アシストと爆発。2019-20シーズンのチャンピオンズリーグでは、クラブ史上初のベスト4進出に貢献。マンチェスター・シティを破る快進撃の中心にいた。
完全復活を果たしたことで2021年にバルセロナへ移り、その後はアトレティコ・マドリーでもプレー。欧州トップクラブへ戻る道は、リヨンで開いたものだった。
ライアン・シェルキ
育成力の最も新しい証明が、ライアン・シェルキである。リヨン近郊で生まれ、幼少期からアカデミーで育った選手だ。
トップチームデビューは2019年10月で、まだ16歳だった。2020年1月にはクラブ史上最年少得点者となり、数カ月後にはチャンピオンズリーグ準決勝のバイエルン戦に出場して、大会におけるクラブの歴史上最年少出場者にもなった。
才能は圧倒的だが安定しないとも言われ続けたが、その評価をひっくり返したのが2024-25シーズン。公式戦44試合で12得点20アシストを決め、ヨーロッパリーグでの活躍でUEFAの大会最優秀若手選手にも選ばれた。
そして2025年夏にはマンチェスター・シティへ。シティではグアルディオラ監督から「これまで見てきたなかでも最も才能のある選手の一人」だと評されている。
※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。
筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images
