日本代表の10番である堂安律が所属するドイツ1部フランクフルト。
2024-25シーズンはブンデスリーガで3位と躍進したが、昨季は8位に終わり、アディ・ヒュッター新監督のもとで復活を目指す。
移籍金5500万ユーロ(約102億円)で王者バイエルンに引き抜かれたナサニエル・ブラウンの後釜として左サイドバックには20歳の小杉啓太が抜擢された。
小杉は湘南ベルマーレのユースからスウェーデン1部ユールゴーデンへ移籍し、北欧でプロになった変わり種。身長172センチながらアグレッシブなプレーが売りで、『日本のロベカル』と評価を上げると、今年1月に移籍金650万ユーロ(約12億円)でフランクフルトに引き抜かれた。
だが、チームは開幕から2試合で計7失点を喫する厳しいスタートとなった(3-3、1-4)。
小杉は開幕2試合にフル出場しているが、『Hanauer Anzeiger』は、こんな指摘をしていた。
「両サイドバックのポジションも課題だ。小杉もまだこのレベルで通用するとは証明できていない。
それでも、スポーツ部門CEOのマルクス・クレーシェはこう語っている。『サイドバックたちを信頼しているし、今からすべてを疑い始めるわけにはいかない』。
また、ヒュッター監督も『彼らとともにこの道を歩み続けるつもりだ』と20歳である若手サイドバック2人を諦めてはいない。
小杉にフィジカル面の不足は見られない。献身性と粘り強さが印象的だが、すぐにイエローカードをもらってしまうため、それがプレーの妨げになっている。
また、この日本人選手は攻撃の展開にほとんど関与できておらず、事実上チームメイトから孤立している。とりわけ、ジャン・ウズンからは。
自由奔放なウズンは、気だるげなプレースタイルゆえにある種の危うさがある。守備に奔走するのはどうしても必要な時だけで、ボディランゲージも感心できるものではない。
彼は若き日のメスト・エジルを彷彿とさせる選手で、あらゆるプレーをこなす能力を持っていながら、それを十分に発揮できていない。メンタルの問題でもある」
20歳のウズンは、エジルと同じくドイツ生まれのトルコ系選手。エジルはドイツ代表を選んだが、彼はトルコ代表になった。身長186センチとエジルよりは屈強なタイプのアタッカーだ。
4-4-2システムのフランクフルトで、小杉とウズンは左サイドでコンビを組んでいるが、まだコンビネーションがうまくできていないようだ。
なお、小杉はアジア競技大会で日本に帰国するため、チームを一時離脱する。
筆者:井上大輔(編集部)
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