かつてプレミアリーグを沸かせた選手たちの息子が、次々とプロの舞台に姿を現している。リヴァプールで活躍したエミール・ヘスキー、アーセナルで愛されたエマニュエル・エブエ、ブラックバーンの守備を支えたクリストファー・サンバの系譜を継ぐものたちだ。
今回は『Planet Football』から「2026年に飛躍を目指す、プレミアリーグのレジェンドの息子6人」をご紹介する。
フロイド・サンバ

(C)Getty Images
父親:クリストファー・サンバ
父クリストファー・サンバは、ブラックバーンで名を上げた身長194cmの大型センターバックだ。圧倒的なフィジカルと空中戦の強さで、プレミアリーグに確かな存在感を残した。
2007年にヘルタ・ベルリンから加入した際の移籍金は45万ポンド。当時としても格安だったが、すぐに守備の中心となった。その後はロシアのアンジ・マハチカラへ渡り、QPRを経て再びロシアでプレーしている。
その息子が2026年9月、マンチェスター・シティで鮮烈なデビューを飾った。2009年1月生まれのフロイドは、U-9年代からシティで育った17歳のMFだ。
2025-26シーズンは育成年代の公式戦24試合で17得点6アシスト。プレミアリーグ2ではストーク・シティ相手にハットトリックを達成するなど、中盤の選手とは思えない得点力を見せた。
そしてトップチームデビューは9月17日、カラバオカップのノリッジ戦。エンツォ・マレスカ監督が与えたポジションは、なんとセンターフォワードだった。本来は中盤の選手で、本人も9番の経験はないと監督に伝えていたという。
ところが、前半28分にヘディングで先制点を奪うと、後半にはペナルティエリア外から鮮やかな一撃。2得点で5-0の大勝を演出し、デビュー戦でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。
なお、兄のタイロンもシティのアカデミーに所属するアタッカーで、2026年のFAユースカップ決勝には兄弟そろって先発している。
ルイス・クーマス
父親:ジェイソン・クーマス
父ジェイソンは、WBAやウィガンでプレーした元ウェールズ代表MF。足元の技術と攻撃的なセンスで、2000年代のイングランドに存在感を示した。特にWBAで中心選手として活躍したことで知られ。ウェールズ代表では34試合10得点を記録している。
そんな中盤職人の父に対し、息子ルイスは前線を主戦場とするアタッカーだ。トランメア・ローヴァーズの育成組織を経てU-11年代でリヴァプールに加わり、2024年2月のFAカップ、サウサンプトン戦でトップチームデビュー。ユルゲン・クロップ監督のもと、初出場で初ゴールを決めた。
ただ、その後は出場機会を求めてストーク・シティ、バーミンガム・シティ、ハル・シティへ期限付き移籍。そして苦しい状況が変わったのは2026年夏のことだ。
アルネ・スロット監督のもとでは出番がなかったが、新たに就任したアンドニ・イラオラ監督がプレシーズンの献身的なプレーを評価。再びのレンタルではなく、トップチームに残す方針を示した。
8月には念願のプレミアリーグデビューを果たし、父に続いて親子でイングランド最高峰の舞台に立つ。そして9月15日、カラバオカップのトッテナム戦で先発出場。2024年のデビュー戦以来、907日ぶりのリヴァプールでの先発だった。最前線から積極的にプレスをかけ続け、ゴールこそなかったものの、チームは3-1で勝利。サポーター投票のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれている。
