3位:フリオ・エンシソ

所属:イプスウィッチ・タウン

より良い選択肢があったポゼッション:9回

昇格組イプスウィッチの攻撃を牽引するパラグアイ代表。Gradient Sportsによれば、「ほかに良い選択肢があったのにシュートを打った回数」はリーグで2番目に多いという。

彼の最大の魅力の一つが強烈なミドルシュートで、多少距離があってもコースが見えれば迷わず狙う。昇格クラブが強豪相手に何度も完璧な決定機を作れるとも限らず、多少確率が低くても個人技に賭ける価値のある試合はある。

ただ、相手がシュートを警戒して距離を詰めれば、その瞬間に別の選手へスペースが生まれるともいえる。そこでの判断まで手にすれば、チームの攻撃全体を操れる存在になる。

2位:モハメド・ベルミ

所属:ハル・シティ

より良い選択肢があったポゼッション:9回

3位から7位までと同じ9回だが、全ポゼッションに占める割合によって2位となった。

もっとも、この数字でベルミを問題視するハルのサポーターはほとんどいないだろう。今季序盤ですでに2ゴール2アシスト。昇格クラブの攻撃を支える存在になっている。

サイドから積極的に仕掛け、自らフィニッシュまで持ち込み、最後のパスも出せる。ただドリブルを続けるか、中央へ渡すか、自分で狙うか。選択肢が多いほど、結果論として別のほうが良かったと判定される機会も増えるものだ。

すべての場面で最も安全な選択をする選手が、最も危険なアタッカーとは限らない。9回の不正解より、4つのゴールに直接関与した積極性のほうがはるかに大きいともいえる。

1位:ブルーノ・フェルナンデス

画像: (C)Getty Images

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所属:マンチェスター・ユナイテッド

より良い選択肢があったポゼッション:13回

唯一の二桁。1位はマンチェスター・ユナイテッドのキャプテンだった。彼には以前から、ボールを簡単に失いすぎる、リスクの高いプレーを選びすぎるという批判がある。今回のデータは、その裏付けにも見える。

ただ、昨季プレミアリーグで作ったチャンスは138回。2位のドミニク・ソボスライは78回で、60回もの差がある。そして今季も、センターバックを除けばエリオット・アンダーソンに次いでリーグで2番目に多くボールを持つ機会を得ている。

安全なパスを選べば、13回は簡単に減るだろう。その代わり、最終ラインを破るスルーパスや一発で局面を変えるクロスも減る。必要なのはリスクをなくすことではなく、取る価値のある機会をより正確に見極めることなのかもしれない。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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