④ 2026年は6球団が参加するプロリーグに
2026年のBBCLには、次の6球団が参加しました。
● サバンナ・バナナズ(Savannah Bananas)
バナナボールを生み出した元祖チームです。
黄色いユニフォームが特徴で、ダンスやアクロバット、独創的な演出で圧倒的な知名度を誇ります。
2027年から杉谷拳士さんが加入するのも、このチームです。
● パーティー・アニマルズ(Party Animals)
サバンナ・バナナズの長年のライバルです。
ピンクと黒を基調としたユニフォームで、派手なパフォーマンスや独自のキャラクターが特徴です。
● ファイアファイターズ(Firefighters)
消防士をテーマにしたチームです。
力強さや熱気をイメージした演出が特徴となっています。
● テキサス・テイルゲイターズ(Texas Tailgaters)
テキサス文化やカントリーミュージックを取り入れたチームです。
2026年には初代BBCLチャンピオンに輝きました。
● ロコビーチ・ココナッツ(Loco Beach Coconuts)
2026年からリーグに加わった新チームです。
南国のビーチをテーマにした、明るく陽気なスタイルが特徴です。
● インディアナポリス・クラウンズ(Indianapolis Clowns)
かつてアメリカの黒人野球リーグなどで活躍した歴史的チームの名称と伝統を継承した球団です。
元MLB選手の加入でも注目を集めました。
2026年10月10日には、ワシントンD.C.のナショナルズ・パークで初代王者決定戦「バナナボウル」が開催されました。
結果は、テキサス・テイルゲイターズがサバンナ・バナナズを2対1で破り、初代チャンピオンとなりました。
元祖チームが必ず勝つわけではないところにも、競技としての面白さがあります。
⑤ 参加選手がすごい!元MLB選手、女性選手、俳優まで
バナナボールの魅力は、特殊なルールだけではありません。
参加している選手の経歴も非常にユニークです。
● ジャクソン・オルソン(Jackson Olson)
サバンナ・バナナズに所属する人気選手。
野球の技術に加えて、ダンスやSNSでの発信力を持ち、多くのファンを獲得しています。
2026年にはアメリカの人気テレビ番組『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』への出演でも話題になりました。
● ダコタ・アルブリットン(Dakota Albritton)
竹馬を履いたままプレーすることで知られる名物選手です。
通常の選手よりもはるかに高い位置から投球するなど、まさにバナナボールを象徴する存在です。
● ジャッキー・ブラッドリーJr.(Jackie Bradley Jr.)
元ボストン・レッドソックスなどのMLB外野手。
オールスター出場経験があり、2018年にはワールドシリーズ優勝も経験しています。
2026年、インディアナポリス・クラウンズに加入し、元MLB選手として初めてバナナボールへフルタイム参戦しました。
● ケルシー・ウィットモア(Kelsie Whitmore)
サバンナ・バナナズで投手としてプレーした女性選手です。
男性中心のプロ野球の世界でも実績を持ち、競技の多様性を象徴する存在となっています。
● モネ・デービス(Mo’ne Davis)
2014年のリトルリーグ・ワールドシリーズで、女子選手として歴史的な完封勝利を挙げたことで知られる選手です。
2026年にはインディアナポリス・クラウンズに参加しました。
● デレク・クレナ(Derek Klena)
ブロードウェイのミュージカル俳優という異色の経歴を持っています。
『ムーラン・ルージュ!』などの舞台で活躍しながら、サバンナ・バナナズでは投手としてもプレーしています。
野球と舞台芸術を同時に楽しめる、バナナボールならではの選手です。
ほかにも、過去にはジョニー・デーモン、ジェイク・ピービー、ジョナサン・パペルボンといった元MLBの有名選手がゲスト参加しています。
ただし、こうしたゲスト参加と、シーズンを通して契約するフルタイム選手は区別する必要があります。
⑥ バナナボールの年俸はいくら?
ここで気になるのが、選手たちの報酬です。
バナナボールはエンターテインメント性が強いため、単発のイベント出演料だけで活動していると思われがちです。
しかし、実際にはプロ選手として報酬が支払われています。
2026年1月、運営組織Fans First Entertainmentが公表した「2026 Fans First Report」によると、選手の平均年俸は10万ドルを超えています。
2026年10月29日の為替レート、1ドル約158円で換算すると、約1,580万円以上です。
アメリカのマイナーリーグでプレーする選手の報酬と比較しても、決して小さな金額ではありません。
2026年の報道では、前年の選手報酬について、65試合のシーズンで2万〜3万7,000ドルという数字も紹介されています。
ただし、こちらは2025年シーズン中の報酬として報じられた金額であり、2026年の年間平均年俸とは集計条件が異なります。
また、選手ごとの個別契約額は原則として公表されていません。
2025年のForbesの取材では、選手の契約条件は個別に設定され、野球の実力だけでなく、観客との交流、エンターテインメント能力、SNSでの発信力なども評価されると報じられています。
つまり、バナナボールでは打率や本塁打だけでなく、「どれだけ観客を楽しませられるか」も、選手の価値を決める重要な要素になっているのです。
なお、平均年俸10万ドル超という数字はリーグ全体のものであり、すべての選手が同額を受け取っているという意味ではありません。
