シドニーFC | 0 | - | 0 | 水原三星 |
今季大量補強を敢行した水原はチームが序盤から噛み合わず。広い動きで有名なイ・ヨンレやヨム・ギフンすらも周囲との連携がなく、ポジションチェンジを行えないような状態だった。 その為序盤はなんとシドニーFCがかなり優勢に試合をすすめる展開に。広くピッチを使って、カザリンがボールを収め、ウィリアムズや森安がサイドからチャンスを作った。しかし前半33分、早くもキャプテンのマクフラインが退場してしまい絶体絶命の状況に。 だが、水原も連携不足は否めずペースが全く上がらない。結局60分以上シドニーが数的不利の状態で守り通す事に成功し、0-0のスコアレスドローとなった。 |
セレッソ大阪 | 2 | - | 1 | アレマFC |
R・ピンパォン R・ピンパォン |
14' 76' |
49' |
アラム・シャー(PK) |
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セレッソは序盤にショートカウンターから先制を果たすも、その後はサイドバックは上がるが攻撃をするには動きがない、守るには前に人数がかかりすぎている上に一発で裏をとるような狙いがないという中途半端なプレーに終始。しかも後半にリスクをかけて攻撃をすることを意識した途端にカウンターを受け、PKを献上。同点に追いつかれてしまう。 シーズン開幕前とあって攻めきるには連携、決め手となる動きの不足があり、相手を崩すには難しい展開となったが、76分に中後のフリーキックからR・ピンパォンが追加点をあげてようやく再びリードを奪い取った。 |
上海申花 | 0 | - | 0 | 鹿島アントラーズ |
鹿島はJリーグ勢の中では一番仕上がりが良かった。ボールを奪うという意識があり、ピッチを広く使ったパス回しがあり、前に人数がかかったらそのままラッシュを狙う、下がったら一発で裏を狙うカウンターと、状況に応じて様々な手を使える状態にはなっていた。 しかしそこで目立ったのは決め手の不足。とにかく中央を厚く守ってラフプレーでリズムを壊し、前線のパワーで仕掛けてくる上海に対し、攻めが外に外に追いやられてしまった。スペースは潰され、単純に素早くクロスを入れるような選択肢も生まれてこなかった。 昨年から攻撃力に不安を持っている鹿島である。前半の最初に主導権を握りすぎて相手に「これは攻めるとやられる」と思わせてしまった時点で厳しい展開にならざるを得なかったのかもしれない。能が著しくあるわけでもないのに、爪を最初に見せてしまっては警戒されるのが世の常である。 |
アル・アイン | 0 | - | 1 | FCソウル |
24' |
ダムヤノヴィッチ |
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FCソウルがボールを保持し、外に追い出されつつもクロスやロングボールを前線に放り込んで勝負。そしてアル・アインが素早くパスを繋ぎ、ダイナミックなカウンターで反撃する、という内容となった。 先制したのはソウル。25分にキム・ドンジンのロングボールにダムヤノヴィッチが飛び出してシュートを決め、狙い通りの展開から一発のチャンスをものにした。 アル・アインも決してプレーの内容は悪くはなく、前線のスピードを生かした、やや単調ながらハッキリとした攻めが機能していた。64分には高い位置でパスをカットしてアル・ワハイビが裏に飛び出し、キム・ドンジンのファウルを誘ってPKを獲得する。しかしエリアスがシュートを決められず、この後はソウルが守りに入ったためスペースを完全に消され、攻めの手を失ってしまった。 |
アル・イティハド | 3 | - | 1 | ペルセポリス |
ジアヤ ヌール(PK) ジアヤ |
13' 49' 75' |
19' |
ザレ |
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アル・イティハドが大勝で初戦を飾った。キックオフ直後こそやや攻められたが、その後相手の高い最終ラインの裏のスペースを狙って完璧に反撃を決めた。 13分にヌールのパスでジアヤが飛び出しシュートを決め、早くも先制点を奪取。18分にも同じくジアヤがドリブルでヘイダリを抜いてシュートを左ポストに当てた。 19分には枠を大きく外れていたフリーキックがDFに当たってゴールに吸い込まれるという不運な失点を喫し、相手がラインを少し下げてきたことから序盤ほど攻めが決まらなくなったが、後半開始直後にヌーノ・アシスの飛び出しからPKを奪って再びリード。さらに75分にカウンターからジアヤが追加点をあげ、試合を決定づけた。 アリ・ダエイ監督率いるペルセポリス(ピルズィとも呼ばれるが、AFCの表記に従う)も大敗はしたものの超攻撃的なサッカーを見せてくれた。無鉄砲なまでに高い最終ライン、「攻められない選手はDFでも使わない」とでも言いたげな構成。不安定極まりないが実に愛すべきチームだ。 |