前編に引き続き、プレミアリーグで期待されるティーンエージャーたちをご紹介しよう。


アドナン・ヤヌザイ (マンチェスター・U/ベルギー)

コソボ生まれだがベルギー国籍を持つヤヌザイは欧州サッカー界の有望株の1人だ。このウィンガーはユナイテッドのユースチームで輝いており、シニアチームで今季多く出場することが期待されている。サー・アレックス・ファーガソンはこのウィンガーをソープ同様に高く評価しており、デイヴィッド・モイーズもこの考えを踏襲するだろう。もしこのウィンガーがプレシーズンのトレーニングで印象的な活躍を示せば、スキルフルなウィンガーはシニアチームでのチャンスを与えられるに違いない。

ヤヌザイにとって1つの問題はユナイテッドがウィングに困っていない事だ。アントニオ・バレンシア、アシュリー・ヤング、そして香川真司がこのポジションでとても効果的である。しかし、ポジションの1つは空くことになるかもしれない。ポルトガル代表ウィンガーのナニがクラブを退団しようとしているからだ。これはヤヌザイがファーストチームに入るきっかけとなりうる上、このベルギー人がその機会を両手に掴む事が望まれている。なお、ヤヌザイはセットプレーのスペシャリストとしても評価されており、レジェンドであるデイヴィッド・ベッカムと比較され続けている。