アンダーシャツの胸部に潜む謎の円型。これが何かというと・・・。

そう、超小型カメラなのだ。

こちらはスペイン『First V1sion』が開発した技術。カメラを「装着」するどころかシャツに「埋め込んで」おり、最先端のウェアラブル端末と言えるだろう。

さて、この技術がフットボールの何を変えそうであるかと言うと、こちらのアングルを見ていただこう。


選手目線での映像が抽出でき、サッカー中継に活かせそうだというのだ。

現在のテレビ中継では、基本的には固定型のカメラが使用されている。ワールドカップやプレミアリーグといった世界的コンペティションでは数十台のカメラが導入されており、様々なアングルからの映像を瞬時に送信している。最近では、ゴールラインテクノロジーの導入により、さらにその台数は増えている。

しかし、今回発明されたこの技術により、そういったサッカー中継は根本から変わってしまう可能性がある。

こちらの画像にご注目。

なんとこのカメラ、選手の視座を提供するだけでなく選手の走行距離や心拍数をリアルタイムで表示するのだそうだ。

走行距離やスピードといった分野は現在の技術でも解析可能だが、心拍数を計るというのは斬新である。たとえばワールドカップのスタジアムに日本代表の選手が入場する時、その数値を見てみるだけでもおもしろいだろう。

また、こちらのテクノロジーはTV中継だけでなく選手のフィジカルコンディションを計測するための手段としても期待されているという。

今後、フットボールの世界でも「ウェアラブル端末」の動向に注目が集まりそうだ。

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