イタリア半島の中東部に位置し、世界で5番目に小さな国であるのは共和制国家のサンマリノ。
そんなサンマリノの代表チームは長く低迷しており、現在のFIFAランキングは193位である。これはFIFAに加盟するヨーロッパチームの中で2番目に低い順位だ。
これまで参加したEURO2004、2006年W杯、2010年W杯、EURO2012、2014年W杯の予選では全敗を喫しており、昨年11月に行われたエストニア戦で0-0と引き分け実に13年ぶりとなるドローゲームを演じ話題となっていた。
そんなサンマリノは8日、アウェイでリトアニアとのEURO2016予選を戦ったのだが、ここでまたしても快挙を成し遂げた。
0-1とリードされた展開で迎えた55分、サンマリノが同点ゴールをあげたのだ!
The scenes when San Marino scored! pic.twitter.com/HIuEH5TLYf
— All Football News (@AllFootballLive) 2015, 9月 8
圧倒的な地力の差があっても、やはりこういう時にモノをいうのがセットプレーである。
マッテオ・ヴィタヨーリが蹴ったボールはリトアニア選手の壁の間を抜けていき、見事にゴールをネット揺らした。
そして選手たちは、まるで試合に勝利したかのように喜びを爆発させた。というのもこのゴール、サンマリノにとって実に14年ぶりとなるアウェイゴールであったのだ。