17日に行われたクラブW杯の準決勝で、欧州王者のバルセロナが、アジア王者の広州恒大を3-0と一蹴し決勝へ進出した。

これで前日、開催国枠で出場したサンフレッチェ広島を苦しみながら退けた南米王者リーベル・プレートと決勝を戦うことが決まった。リーベルとバルセロナ、南米と欧州が誇る超名門同士の一戦となるわけだが、勝敗の鍵を握るのは小国ウルグアイかもしれない。

というのも、元々リーベルにはあのジダンが憧れたエンソ・フランチェスコリら、ウルグアイ人がクラブの救世主となってきた歴史がある。現在のチームにも無尽蔵のスタミナでピッチを縦横無尽に駆け回るカルロス・サンチェスを筆頭に、広島戦で途中投入から流れを変えたタバレ・ビウデスのほか、ロドリゴ・モラ、マジャダと4人のウルグアイ人が在籍している。

また、指揮官を務める元アルゼンチン代表のマルセロ・ガジャルドも現役を引退後、ウルグアイの名門ナシオナルで指導者としてのキャリアをスタートさせた。そのチームで中心となっていたのがビウデスである。

バルサもメッシ、ネイマールが欠場した広州戦でハットトリックを達成したのはウルグアイ人のルイス・スアレス。奇しくも彼を育てたのはガジャルドが指導者として歩み始めたナシオナルであった。

小さい国ながら世界のサッカーシーンに脈動するウルグアイ。さすがはW杯初代王者の伝統国、といったところであろうか。

リーベル・プレート対バルセロナの決勝は20日、横浜国際総合競技場で19時30分にキックオフする。

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