今週のミッドウィーク、プレミアリーグでは第28節が開催される。

1日にはレスター対WBA戦、ノリッジ対チェルシー戦などが行われたが、2日にはキャピタルワンカップ決勝のカードであるリヴァプール対マンチェスター・シティといった対戦が予定されている。

2016年に入って、ミッドウィークにプレミアリーグが一斉開催されるのはこれが3度目。

1度目は1月12日から13日にかけて第21節が、2度目は2月2日から3日にかけて第24節が行われたのだが、今季は例年より平日に多くの試合が組まれている印象だ。

それはなぜなのだろうか?英国『Mail Online』がその背景を伝えている。

同紙がその前提として挙げているのが、プレミアリーグのスケジュール自体に無理があるという点だ。

20チームがホーム&アウェイ形式で戦うプレミアリーグでは、各チームが全38試合を戦う。しかし、試合が開催できる土日は32週から34週しかないため、単純に4試合から6試合をミッドウィークに開催しなければならない。

また、この夏にはフランスでEURO2016が開催予定であることから、プレミアリーグの最終節は5月15日に予定されている。これは時期的に昨年より10日ほど早い計算になる。

これだけでも平日開催が増えてしまう理由は十分なのだが、CLやELも同時並行で行われており、イングランドにはカップ戦が2つも存在する。FAカップではリプレイ(再戦)という特殊なルールもあり、プレミアリーグを平日に開催することができる週は限られてくるのだ。

こうした状況について、プレミアリーグのフットボールダイレクターであるマイク・フォスターは以下のように説明している。

マイク・フォスター(プレミアリーグ、フットボールダイレクター)

「本当のことを言えば、38節あるプレミアリーグの試合をインターナショナルデート(国際的な試合が入ってくる日のこと?)の近くに調整するのは非常に難しい。

UEFA主催コンペティションや2つの国内カップも試合数が増加しているからね。

プレミアリーグは本来週末に行うコンペティションであると我々自身は認識している。しかし、いつも開幕から閉幕までの間にプレーすることができる土日が32から34度しか見当たらないんだ」

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