初出場ながらEURO2016でベスト4に食い込み、旋風を巻き起こしたウェールズ代表。

FIFAランキングも11位にまで順位を上げ、今度は1958年大会以来となるワールドカップ出場を目指す。

5日、2018年ワールドカップに向けた予選の第1節でモルドバと激突したのだが、この日の3点目がなかなかショッキングであった。


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ウェールズが2-0とリードして迎えた50分、モルドバはDFイオン・ジャルダンがボールを持ち運ぶ。

反撃のためパスコースを探していたのだが、次の瞬間…

何を思ったのか、背後にいたギャレス・ベイルへとパス。

最前線で待っていたベイルもさすがにこれほどの好機が訪れるとは思ってもいなかったはずだ。

相手選手からのボールということで、もちろんオフサイドはなし。

「100億円の男」とも言われるベイルがこんな決定機を逃すわけもなく、ここからギアを上げ自慢の左足で簡単にゴールを決めた。

モルドバはFIFAランキングで165位に沈む小国だ。ウェールズとの力の差は歴然であるが、それでもワールドカップに向けた予選であることを考えるとちょっと拍子抜けするようなプレーであった。

そんなベイルだが、この日は鋭いクロスボールでアシストも記録している。

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