ジョーサン・バーミンガム

「20年前のロベルト・カルロスのフリーキックを思い起こさせるものだね。




スタート位置と最終的な到達点にラインを引いたならば、2つのゴールはかなり類似した物になるだろう。どちらのキックも、ある方向に蹴られたあと、逆へとスピンカーブしていく。

ただ、ロベルト・カルロスのキックにないものは、落下である。

これは、2つのキックの回転軸が異なるからだ。ロベルト・カルロスのボールは垂直な形であり、サブリのものは終端において急激な落下を引き起こす傾斜した軸があった。

基本的に、これらのゴールは研究対象となる。空気力学的に一貫性がある評価を得られるテストができるかどうかにかかわらずね。

クリスティアーノ・ロナウドが全く同じ状況においてシュートを打つならば、矛盾する要素を取り除くことができるので、本当は全く同じ場所でやってほしいのだがね」

また、ドイツのエンジニアリング企業FluiDynaでプロダクトマネージャーを務めているケルシュティン・ヴィーチョレク氏は以下のように語り、もしスタジアムが違う環境にあれば弾道はズレていたと説明している。

ケルシュティン・ヴィーチョレク

「右に動いているカーブから判断すれば、ボールは選手から見て時計回りにスピンしている。彼は足のアウトサイドをボールの左側にぶつけているのだろう。

それから、回転は横だけではなく、垂直方向にもついているはずだ。そして、それがボールの弾道をより落とすことになり、ゴールに届かせた」

「気温と標高は、間違いなくボールに影響を与える。

例えば概算するとして、試合が摂氏5℃の海抜0mで行われていれば、同じキックは右方向に最高10cmはズレており、ゴールには入らなかっただろう」