『DAZN』は12月25日、2017シーズンの明治安田生命J1リーグを対象とした「シーズンベストマッチ」のファン投票結果を発表した。

新たな試みとして行われた『BEST MATCH 2017』は、ファン・サポーターが今シーズンのJ1全306試合の中からベストマッチを投票し、クラブごとに得票数が1位となった試合を選出。当時のデータのままフルマッチで再配信する企画だ。

今回全体の1位に選ばれたのは、10月14日に行われた第29節、川崎フロンターレ対ベガルタ仙台の試合である。内容を知っている人からすれば「納得!」という一戦だろう。

川崎と仙台はこの直前、YBCルヴァンカップの準決勝で対戦し、それぞれがホームゲームで勝利。2試合のトータルスコアで川崎が5-4と上回り決勝進出を決めていた。

ただ、“3連戦”のラストマッチとなったこの試合では、川崎の家長昭博が42分に退場。直後に野津田岳人のゴールで仙台が先制すると、後半さらに石原直樹が追加点を決めてリードを広げる。

1人少ない状況で2点差……心が折れてしまいそうな展開だったが、しかし、川崎の選手たちは諦めなかった。その後の“神展開”は、ハイライトで!

82分にエウシーニョが見事な追撃弾を突き刺すと、キャプテンの小林悠が怒涛の2ゴール。わずか5分で3点を奪って逆転し、そのまま勝利をつかみとったのだ。

しかも、この試合は中村憲剛のJ1通算400試合目!

劇的なゴールが多いことから「等々力劇場」と評される川崎のホームゲームだが、これはその中でもとびっきり。川崎はその後、最終節で鹿島アントラーズを得失点差で逆転し、悲願のJ1初優勝を成し遂げた。

シーズン中に積み重ねたひとつひとつの勝点が、最後の最後で身を結ぶという展開はまさにリーグ戦の醍醐味。この仙台戦はそれを象徴する試合として今後も長く語り継がれていくに違いない。