昨年夏にアトレティコ・マドリーからバルセロナに加入したフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン。

世界王者になったフランス代表の中心選手は、ついに念願かなってのバルセロナ移籍となったが…そこからなかなかいいプレーを見せることができていない。

かつてグリーズマンの代理人を務めていたエリック・オラツ氏は、今回『France Football』に対して以下のように話したという。

エリック・オラツ

「彼はメッシがすべてをコントロールするという大きな問題を抱えるクラブに加入した。

メッシはバルセロナの君主であり、そして皇帝だ。そして、グリーズマンの到着をよく見ていなかった。

昨季、グリーズマンが到着した時、メッシは彼と会話をしなかった。そしてボールも渡さなかった。

それは本当のトラウマになった。そして適応に対してもネガティブな影響を与えた。それが何か痕跡を残したに違いない。明白に目に見えていた。

メッシの態度は嘆かわしいものだった。アントワーヌは『メッシと問題はなかった』と言っているが、その逆は聞いていない。

これは恐怖政治だよ。彼に従うか、それとも逆らうか。

ただアントワーヌは誰とも対立するような男ではない。そして、これらは勇気や個性が欠如しているからでもない。

アントワーヌはただサッカーを愛し、それ以外のことに目もくれず、誰とも諍いを起こしたくないのだ。彼にとって戦争に参加することは無意味なのだ。

ただ、私は彼が困難な瞬間を経験してきたことを知っている。そしてこの状況から前に進めることも分かっている。

病気に陥っているのはクラブだ。アントワーヌではない」