新型コロナウイルスの世界的な流行によって、1年間延期されていたコパ・アメリカ。このほど南米サッカー連盟は開催地をブラジルに変更すると発表した。

当初はアルゼンチンとコロンビアの共催だったが、コロンビアは開催権を剥奪され、アルゼンチンは新型コロナウイルスの影響で国内サッカーが一時停止。そのため、開幕まで2週間ほどというタイミングで急遽ホスト国を変更することになった。

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ただ、ブラジルもコロナ禍にあり、国内では政治家から反発の声が挙がっている。

『Globo』によれば、一部の議員たちが連邦最高裁判所に差し止め請求を行う構えだという。ブラジル国内での開催を阻止するために訴えを起こすと明言したとのこと。

元厚生大臣のアレシャンドレ・パディーリャ氏は「代議士としてこの悲劇を防ぐために法的措置を含めた全ての措置を求める」と訴え、最高裁判所への請求を行うと発言。

また、下院議員のジュリオ・デルガド氏も「もし大会が実施された場合、大陸的に壊滅的規模の結果をもたらす」として、すでに連邦地方裁判所に差し止めを求める提訴を行った。

そして、上院議員のヘナン・カリェイロス氏も「46万2千人以上が死亡しながら、コパ・アメリカを開催するのは死のトーナメントだ」と訴えているとのこと。

その一方、ブラジルの大統領府参謀長がコパ・アメリカ開催はまだ確定していないと述べたという情報も。

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