アディダスジャパンは12日、adidasの女子サッカーに関する継続的な取り組みの一環として、2023 FIFA 女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランドに出場するサッカー日本女子代表「なでしこジャパン」を含む全10カ国のadidas契約連盟チームに対して、女性に特化して開発された高機能性プロダクトおよびサービスサポートを提供することを発表した。

今回の取り組みでは、最前線で活躍する専門家との協力体制のもと、適切なスポーツブラによるバストサポートの重要性を呼びかけると同時に、ピッチ上の激しい動きにも適応できる高機能性スポーツブラと、生理時の漏れ防止機能を持つタイツを、選手用キットの一環として代表チームに提供するという。

2017年に発表された調査によると、サッカーの1試合のうちに、女性アスリートのバストは最大11,000回もの上下運動を繰り返すことが判明している。そのため、試合中の不快感を軽減し、乳房の潜在的なダメージを避けるためにも、バストの適切なサポートは不可欠となっている。

今回adidasは2023 FIFA女子ワールドカップに先立ち、なでしこジャパンやドイツ代表をはじめとする、adidasがユニフォームを提供する全10カ国の女子代表チームに対して、adidasのウィメンズ スペシャリストによるフィッティングセッションを実施した。

セッションでは、それぞれの選手の体型やポジション、求められる動きを分析することにより、快適さを担保しながら、必要かつ適切なスポーツブラのサポート強度とフィット感を明らかにしていった。

またセッション冒頭にはポーツマス大学のジョアンナ・ウェイクフィールドスカル教授によるレクチャーを実施。適切なバストサポートの重要性や、提供される商品の特性について改めて理解を深めた後、実際のフィッティングを行ったという。

このフィッティングを通じて、adidasは「PowerReact Techfit Pocket Bra(パワーリアクト テックフィット ポケットブラ)」および「FastImpact Luxe Run High Support(ファストインパクト ラックス ラン ハイサポートブラ)」という、ブランド最高クラスの機能性を誇るスポーツブラを代表選手に提供する。

さらにadidasは今回、スポーツブラに加えて、adidas独自の「Flow Shield(フローシールド)」テクノロジーによる生理の漏れ防止対策を施したショートタイツを、ユニフォームのベースレイヤー(肌着)として提供することも合わせて発表している。

このプロダクトは、生理用品と一緒に着用することで漏れをさらに防止し、生理中でもダイナミックに動くことが出来るよう開発された。2021年からは「Stay In Play」コレクションとして、世界的な商品展開も開始されている。