「国によって、審判へのどこまでがボーダーラインかっていうのは多少変わってくるんですけども。

例えば、代表戦は基本的にコミュニケーションは英語ってなっているので、英語を話せる審判がやらなきゃいけないようになってるんですけど。

例えば、日本対アフリカのチームの試合で、イタリア人の審判っていうときに、英語が基準なんですけど、そこでイタリア語が話せたら、有利になりますよね。

直接コミュニケーションをとるっていうのは、同じ人でも日本語で話されたら僕たちもより近い感じがするのと一緒で。そういうメリットを使える時がたまにあるんですよね。

それとか…W杯でもそうだったんですけど、イギリスで知ってる顔見知りの審判とかは割りとよかったり。

アメリカに来て1試合目もよく試合をする審判だったんですよ。そいつも、あー久しぶり!とか言って最初に声をかけてくれて、これはいい感じだなって(笑)。その試合は3-0で勝ったんですけど。

そういう政治力の高さは長谷部誠が抜群だったね、バランサー」

プレミアリーグは審判への抗議に対して緩すぎたので、むしろ正常化した感じだと受け止めているようだ。

なお、吉田がキャプテンを務めた昨年末のW杯コスタリカ戦を裁いたのは、イギリス人のマイケル・オリヴァー氏。吉田にとってはプレミアリーグで顔見知りだった審判だ。

また、W杯クロアチア戦と吉田のMLSデビュー戦となったシカゴ・ファイアー戦を担当したのはイスマイル・エルファス審判。同審判は吉田も出場した2021年の東京五輪ニュージーランド戦でも主審を務めた人物だ。

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知っている人物が審判だと有利になることもあるというが、そういう部分に長けていたのは長谷部誠だそう。

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