日本代表が3日にアジアカップ準々決勝で対戦するイラン代表。

ここでは、一般的にはあまり知られていないであろうイランのユニフォームにまつわるトリビアをご紹介しよう。実はユニサプライヤーに関しては謎多きチームである。

近年はヒョウ柄がブーム

イラン代表 2014 Uhlsport ホーム ユニフォーム

イランのユニフォームといえば、昔は胸に国名Islamic Republic of Iran(イラン・イスラム共和国)の略称である「I.R. IRAN」のデザインがインパクトを放っていた。中東諸国の代表チームのユニには比較的多かったスタイルである。

だが近年は別のデザインによって異なるインパクトを放つ。国の象徴である動物のヒョウをイメージしたヒョウ柄だ。イランヒョウ(またはペルシャヒョウ)は個体数が激減中で、今では絶滅が危惧されている。

2014年ブラジルW杯で着用のユニフォームには、イランヒョウの現状と保護を国際社会にアピールする狙いでヒョウの顔をデザイン。ただ、これが国際サッカー連盟(FIFA)の禁止する政治的メッセージに該当するのではないかという懸念もあり、以降のW杯ユニフォームではヒョウ柄を採用しても、ヒョウの顔を描くという直接的なデザインは使われていない。