一方、Nikeは以下のように説明している。

「2012年以来、イングランドサッカー協会(FA)の誇り高きパートナーになってきた我々は、セント・ジョージ・クロスの意義と重要性を理解している。イングランドのファンにとっての意味合いを考えれば、決して不快にさせる意図は全くなかった。FAとともに、1966年の英雄とその功績を称える意図があった。袖口の縁取りは、1966年の英雄たちが着用したトレーニングウェアからヒントを得たもので、ブルーとレッドのグラデーションにパープルが配されている。また、襟の裏にも同じ色で国旗を表現している」

FAは「ファンにとって何を意味するのかは理解している」としつつ、「セント・ジョージズ・クロスに異なる色使いがされるのは初めてのことではない」とNikeを擁護。新しいユニフォーム作成を求める1.6万以上のオンライン嘆願書が集まっているが、FAがユニフォームを回収したりする計画はないとのこと。

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今回の一件について、ギャレス・サウスゲイト代表監督は「セント・ジョージズ・クロスに手を加えるべきか?私の頭の中では、白地に赤の十字架でなければ、それはセント・ジョージズ・クロスではない。だから、答えるのは難しい質問だ。おそらく芸術的な意味合いがあるのだろうが、私にはそれを理解できるほどの創造力はない」とコメント。

イングランド代表史上最多出場記録を持つピーター・シルトン氏は「これはあらゆる面で間違っている。完全に反対だ。Nikeの値段も含めてね。ジャージにセント・ジョージズ・クロスを付けるのであれば、せめて元の色のままにしておいてほしい」と150ユーロ(2.4万円)という価格設定にも苦言を呈している。

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