そう、デイヴィッド・ジェイムズである。クラブに入っている管財人であるアンドリュー・アンドロニクは、「ジェイムズは乗り気だ」と認め、「彼の問題は、我々の今後の方針決定に大きくかかわってくる、コアの部分だ」とまで言っている。
もちろんジェイムズに監督やコーチ経験はない。加えて、昨シーズンにポール・インスがイングランドのサッカー史上初の「トップリーグの黒人監督」になったように、監督の世界ではいまだに白人至上主義がはびこっている。(無意識の結果かもしれないが)
ポーツマス関係者がジェイムズについて好意的な評価を下すなか、今シーズン引退したリンヴォイ・プライマス(元ポーツマス)は慎重だ。「面白いとは思うよ。でも今年だろうが来年だろうが彼は喜んで監督になると思うけど、彼はプレーするのをすごく楽しんでると思うんだよね」
プライベートではファッションモデルも務めているジェイムズ。さぞかしスーツが似合うに違いないが、指導力は全くの未知数だ。続報に期待。