England
3
2-1
1-0
1
Mexico
キング
クラウチ
G・ジョンソン
17'
34'
47'
得点者
45'


G・フランコ


イングランド代表が、W杯本大会前にホームで開催できる最後の試合を勝利で飾った。

だが、試合内容は決して“グッド”と言えるものではなかった。アメリカ遠征、メキシコ・シティで行った親善試合の時とは違い、海外組が完全合流したメキシコ相手に前半から大苦戦。メキシコの巧みなパスワークの前にボールの取り所を絞り込むことが出来ず、ポゼッション率では大敗。約3年ぶりとなる代表戦出場を果たしたレドリー・キングのゴールで先制し、さらに、クラウチが追加点を獲得。その後、ギジェルモ・フランコに1点を返されたものの、後半開始直後にグレン・ジョンソンが決定打となる得点を上げ、巧く試合を終えた格好にはなったが、パフォーマンス自体はメキシコのほうを評価せざるを得ないだろう。

試合後、イングランド代表監督のファビオ・カペッロは「ピッチ上で起こった数々の出来事は勉強になったと思う。それは私だけではなく、選手もそうだろう。例えば、ボールを素早く奪い返すためには、より激しいプレスをかけられるようになる必要があるとかね」と振り返ったが、ここからの注目ポイントは、「30日に行われる日本戦までに、選手配置の見直しも含め、この問題点をどこまで修正出来るか」というところになりそうだ。


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