月曜日、記者会見にやってきたデル・ボスケに浴びせられた質問は、ほとんどがフェルナンド・トーレスについて。「火曜日に行われる親善試合で使うのか?」、「本大会初戦には間に合うのか?」という質問ばかり飛び出したが、対するデル・ボスケは言明を避ける形でうまくかわしてみせた。
「(トーレスは初戦に間に合うのか?)W杯初戦で良い結果を収めることに集中している。だから、大会初戦のメンバーがどのような顔ぶれになるのかを語ることはフェアーじゃない。それに、スペイン代表は、自分が課せられた役割を全うできる選手達が揃っているから不安もない」
「(トーレスの状態は?)プレイ出来る状態にあるかは、選手の視点はもちろん、医者の判断次第だ。そして、復帰を急がせるつもりもない」
スペイン代表は、16日にダーバンでスイスとW杯初戦を戦うが、その前に、日本時間の水曜日深夜、“仮想スイス”としてポーランドとの親善試合に挑む。