Portugal
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7
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1-0
6-0 |
0
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Korea DPR
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R・メイレレス シモン H・アウメイダ ティアゴ リエジソン ロナウド ティアゴ |
29' 53' 56' 60' 81' 87' 89' |
得点者
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FIFA.com 選定 | Qoly.jp 選定 | |
ロナウド(ポルトガル) | R・メイレレス(ポルトガル) |
先日ブラジル相手に健闘を見せた北朝鮮であるが、今日はポルトガルに大量7失点を喫して敗北した。
北朝鮮はこの試合、非常に攻撃的な立ち上がりをした。前に人数をかけてボールを奪いに行き、一旦はポルトガル相手に攻勢をかけていた。ところが10分辺りから試合の流れは反転。完全に押し込まれる展開となった。そして前半30分、右サイドに開いたチアゴにスルーパスを通され、ラウール・メイレレスの飛び出しを許して失点。後半は攻撃的になったところを完全に利用され、中盤でボールを失いカウンターでサイドを再三破られたことで、結局45分で6つもの失点を重ねることとなった。
何度も何度も最終ラインの裏を突かれた北朝鮮。前半に押し返されたのは、何度かカウンターを受けたことによって両サイドバックが下がったため。ブラジル戦でもそうなっていたわけだが、今日は中盤の動きが攻撃的であったことが仇となった。先日の試合ではムン・イングが右サイドを、ホン・ヨンジョが左サイドを守り、サイドバックの前でプレッシャーをかけていた。ところが今日は中盤のポジショニングが攻撃的に過ぎ、相手の攻撃の基点にプレッシャーをかけられなかったのだ。その結果、サイドバックが引いたことで目前のスペースを使われた。そこにプレスがかからないことで、さらにアン・ヨンハが横に引き出されることになり、バイタルエリアも空いてしまうという悪循環であった。
さらに後半は点を取ろうとしたことが裏目に出て、ボールを繋ごうとする意識をポルトガルに完全に利用された。ポゼッションしようと繋いだところでプレッシャーをかけられて、中盤が全く戻ってこない最終ラインは横一本となり、サイドの裏を再三抉られ、ミスも連発。守備に効かないムン・イングとパク・ナムチョルを下げてキム・クミル、キム・ジョンイルを投入するなど手は打ったが、結局最後まで打開策は見いだせないままであった。