この時期になると来季モデルのユニフォーム情報が少しずつ出てくるが、先日、11-12バルセロナのホームモデルがリークされた。
※公式発表ではないため実際のものと異なる可能性があります。
NIKEの10-11モデルの流れを受けてか、クラブ史上初めてやや変化をつけた線となったえんじと青のストライプ。そして何と言っても、ユニフォームにマッチしないフォントで書かれた胸スポンサーである。
バルセロナといえば、ソシオと呼ばれる会員によりクラブ運営が行われ、ユニフォームに企業スポンサーをつけないのが伝統だった。現在胸に入っている「UNICEF」のロゴもクラブ側が年間150万ユーロを“支払っており”、慈善活動の一環ということから認められたものだった。
ところが昨年末にバルセロナは、カタール財団(Qatar Foundation)と5年1億6500万ユーロ(約184億円)の大型スポンサー契約を締結。ついに一線を越えてしまったのだ。当初は「カタール財団はNGOなので…」という言い訳もあったのだが、実際にお金を支払うのは投資グループであるカタールスポーツ投資であることが判明。一部では「カタール財団はテロ支援組織ではないか?」という噂も上がった。(名前の勘違いによるものだったのだが)
バルセロナは現在のロセイ会長が就任した昨夏の時点で、日本円で450~500億円ほどにもなる負債を抱えており致し方ない面もあるのだが、クラブのご意見番であるクライフは「得るものより失うものの方が多い」と役員会を批判。スタジアムにも“NO QATAR”の横断幕が掲げられるなど、バルセロニスタの反応は芳しくないようだ。
騒動を伝えるニュース。